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ビーロボカブタック 9・10話感想

ビーロボカブタック』の感想。

9話

 これまでの戦いで一度しか勝てていない原因をカブタックの活躍に求めるコブランダー達。家賃を払えず夜逃げする世知辛い生活ながらこれまでの勝負をビデオ分析するマメな彼らは、カブタックの弱点を突き止める。一方カブタックは、新たに登場したサポートメカのトビマスカイと喧嘩、意地を張ってサポートを受けたがらない。

 暴走バスのスターピース争奪戦に、種目を誘導するためわざわざ美容室まで向かってカツラを購入し投げつけるコブランダーに、それを聞いてバスケを提案するトンボーグと、ダメな奴らがすごくダメな方に(笑)

 コブランダーの誘導でバスケ勝負となる(カブタックの声優ネタが入ったのかは定かではない)のですが、今回一番の問題は、カブタックの弱点=ジャンプ力がコブランダーより劣ることに説得力がないという部分。

 どう考えても、ヘビのロボットとカブトムシのロボットだったら、後者の方が跳べるだろうと思うのですが(^^;

 コブランダーのスーパーモードはバネ式に足が伸びるので実はジャンプ力高いのかもしれませんし、設定上のカブタックはジャンプ力が他のビーロボより劣るのかもしれませんが、これまでスーパーモード時のジャンプ力がそこまで低い描写もなければそれでコブランダーが優位に立てたこともなく、取ってつけたような弱点。

 それでバスケが優位に立てるのかと言えば、クワジーロはともかく明らかにビーロボより機動力の低いであろう生身の小学生である蔵之助にポイントを取られてしまうので、先にそちらをリタイアさせるよう妨害してカブタック一人を翻弄する作戦に……って展開になり、ジャンプ力の弱点、あまり関係ありません(^^;

 テントリーナLOVEでカブタックに非協力的なトビマスカイはテントリーナのウソ泣きによる泣き落としで説得され、カブタックを助けることで逆転勝利

 唐突な弱点でトビマスカイ登場に理由づけしているわけで、露骨に販促目的という感じがしてしまい、面白くならず。

10話

 午後3時、街中で怪獣出現! 街中で暴れるその怪獣の腹部にはスターピースが宿っており、カブタックたちはそれを狙って争うが、怪獣は5時になると消滅。スターピースモドキのパワー切れによる消失と見た一行はもう現れないだろうと安堵するが、しかし翌日、午後3時に再び現れ、街は破壊され大パニックに陥る……。

 2足歩行のいわゆるゴジラタイプ怪獣の出現なのですが、着ぐるみがいやに本格的で格好いい造形(笑)

 突然の怪獣出現&大災害ですが、スターピースがある時点でそれが取りついた何かが怪獣になっていると予想は可能であり、故に少々トンデモ展開に見えてもきちんと作品世界で納まってしまうというあたりは、本作の強みだと思います。

 怪獣に見覚えがある蔵之助は、その足の裏に「とおる」という名前を発見し、正体を確信する。とおるは6年前、街に引っ越してきたばかりで友達のいなかった蔵之助とヒーローと怪獣の人形で遊んでくれた少年であり、その遊んでいた時間こそ怪獣の暴れる午後3時から5時の間であったと話す。とおるを説得するよう考えるカブタックだが、6年前に交通事故で帰らぬ人となっていたのだ……。

 コメディ路線がほとんどの本作で明確な「人の死」が示され、そこに纏わる思いが騒動の種になったとシリアスな展開に。

 午後3時までに人形を見つけようとするカブタックたちだが、間に合わず再再度の出現。スターピースを諦め怪獣で商売しようとビルに上って写真を撮るコブランダーたちは、ビルから転落寸前の危機に。蔵之助はとおるの持つヒーローマン人形のパンチで怪獣が倒されるという内容の遊びだったことを思い出し、とおるの家へ向かってデンデンローラーで走り出す。

 デンデンローラーの謎キーボードであっさり目的地設定を行う蔵之助。

 あの世界では統一規格なのか、それとも普段からデンデンローラーで走り回っているのか蔵之助は(笑)

 蔵之助はとおるの家で、とおるは当時引っ越す予定であり、別れによって蔵之助が再び一人になることを心配して、友達の証として怪獣の人形をプレゼントしようとした矢先に事故に遭ったことを知る。仏壇に供えられたヒーローマン人形をカブタックが掲げ、怪獣に体当たりすると、ヒーローマン人形が巨大化して怪獣の胸に拳を突き立て、怪獣は元の人形に戻るのであった。

 なんというか、いい話ではあるのですが、実に『ウルトラマン80』だなあ(笑)

 スターピースを手にした蔵之助にとおるの蘇生を願うよう促すカブタックたちだが、蔵之助は街の復活を願う。

 「天国から無理に呼び戻されても、とおるくんはきっと喜ばないよ」

 第2話で譲をサッカー好きにしようとするなど、自分の中の善意と正義のためなら危険な判断を平気で下す蔵之助だけにどうなるかとヒヤヒヤしましたが、流石にそこは外しませんでした(笑)

 エピソードのテーマをここに集約させたいのはわかるのですが、蔵之助自身はとおるの死を受け入れられていないわけではない(故にカブタックがいきなりとおるの蘇生を願うよう促すのも、違和感が強い)し、避難している人は描写されているものの劇中の被害描写が最後の修復シーンの焼け野原と明らかに不釣り合いで説得力不足なため、とおるの蘇生と町の復活を天秤にかける葛藤も盛り上がらず。

 後半のコブランダー救出劇が尺を割いている割にいまひとつ面白くなく、せめてその分を町の被害の強調とかとおるを生き返らせたいと悩む蔵之助の描写とかで補填できれば面白くなったような。

 というか、コブランダーが窓から落ちそうになるときにテントリーナ曰く「あの高さから落ちればビーロボでもタダじゃすまない」なのに、カブタックとスーパークワジーロはほぼ同じ高さから怪獣に投げられても普通に戦闘続行可能なので、コブランダーは無視しても正解だったのでは(^^;

 人間の死者を扱うエピソードだけに、ギャグ補正で生存するコブランダー達を描きにくかったのかもしれませんが、色々と噛み合わず、惜しい。