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キラキラ☆プリキュアアラモード 第21話感想

キラキラ☆プリキュアアラモード』の感想。

 買い物中、前回のパンケーキのことでシエルがキラキラルの話を出し、その場はごまかすもお互いに何故キラキラルを知っているのか気になる、というアバンタイトル

 ……今回で互いの正体判明というタイミングから言えば、そこに引っ掛かりを持たせるのは遅い気がするのですが(^^;

 キラパティの閉店の時、怪しい光を見るいちか。長老はそれを見て、いちご山へ急行。

 「傘? 雨降ってないけど」

 「いいからさすジャバ! パッとな」

 言われるがままに開くと、打ちあがるビームと花火。

 ……向きを間違えたら死人が出ていたところだと思うのですが(パティスリーで大爆発を幾度も起こしている本作的には死なないかもしれないけど)、長老、もう少し丁寧に説明してはどうなのか(^^;

 その花火に寄せられ、現れる妖精たち! 山の大爆発以後、行方不明となった妖精たちだが、改心したガミーたちの働きで、どうにか集結することができたのだ。

 ということで、目下の目標だった妖精の帰還について、前振りとかなしに拍子抜けするほどあっさり解決。

 妖精たちが再び集結することができた背景に、プリキュアの力で救われたガミーたちの努力を入れることで、プリキュア達のこれまでの積み重ねが現在の結果につながっているという体裁を取ってはいるのですが、ガミーとの決戦後はジュリオ出現を挟んで個別回やいちか復活などのプリキュア側の事情、シエルの紹介に尺を割いて、行方不明の妖精についてはあまり表だって取り上げられなかったため、どうにも唐突感は否めず。

 特に「いちかの親友」としてはともかく「仲間とはぐれて待ち続ける者」としてのペコリンの印象がここまで薄かったのは大きな痛手で、妖精帰還を盛り上げるためにもペコリンのメイン回が一度ぐらい必要だったのではないか、と思うのですが(^^;

 伝説のパティシエ・プリキュアがここにいることに興奮する妖精たちに、スイーツのパーティを開くいちかたち。長老は妖精の中に、海外へ修行に向かった二人の妖精がいることを話すが、その姿は帰還した妖精の中にはおらず。

 そこにシエルが現れ、正体を明かすことに。彼女の正体はパリへ修行に向かった妖精・キラリンで、キラ星シエルの姿は

 「パリでの修行の成果キラ」

 ……なんの修行をしてきたのか(笑) 長老も人間の姿になれることだし、本作の妖精は「そういうもの」で納得するべきかもしれませんが、パティシエ修行の中に滝の前で兜を割る特訓とかあるのではないか。

 そしてビブリー登場、パーティ会場のキラキラルを奪うが、いちかたちはキラリンの目の前でプリキュアに変身し、衝撃を受けるキラリン。

 「そうか……だから作ったスイーツから大量のキラキラルが

 今回一番引っかかったのは、キラリンの認識では「いちかはキラキラルを大量に出せるからプリキュアになれた」ではなく「いちかはプリキュアだからキラキラルを大量に生み出せる」という話だと思われるところ。

 その辺の因果関係、「いちかはプリキュアだからまずいスイーツでもキラキラルを生み出せてアタリマエ」みたいなこじれ方をしそうで、怖いのですけど。

 戦うプリキュア達に、ビブリーは自分の体内のキラキラルを使ってまでも対抗、強力な攻撃を繰り出すが、傘を持ち出してシエルが盾となる。

 やはりシエル、「修行」というのは調理だけではないのでは。

 一応、人間化解除で弾き飛ばされるのですが、シエルに防御されてしまうビブリーの闇キラキラルの立場やいかに。

 ビブリーはまたも撃破され、キラリンは戦闘終了後にいちかに弟子入りを懇願するなど立場逆転。だがそこに、ノワールから闇のキラキラルを与えられてパワーアップを果たしたジュリオが現れる――。

 シエルの正体そのものは、視聴者的にはあまりにもバレバレだし、劇中人物はそこを謎と思っていないのでその判明の展開が面白くはならず。妖精の帰還については途中述べた通り、設定上の破綻はしてないけどそれが盛り上がるように話が作られていないので微妙という困った内容。

 ガミーとの決戦の時も思いましたが、話を成立させる最低条件は満たすものの、そこからもう一段階跳ねるために必要なだけの積み重ねは足りていないので山場が今一つに見えてしまうというのは、本作で頭の痛いところだと思います(^^;

 作品テーマが複数(スイーツ作り、肉弾戦封印(?)、人とのコミュニケーション、「好き」「嫌い」という気持ち、「失敗」とは何か、etc……)あってどれも複雑なため、それを販促など商業的な事情も踏まえて、主役キャラ5人の印象を薄めないように上手く回しつつ展開していくのはかなり難しいことをやっていると思います。

 それをできる限り破綻が生まれないように尽力しているのは伝わってきて、それは作り手の誠実さだと感じるのですが、瞬間的な勢いはもうひとつ、という感じがどうしてもするところ。

 用意されたほぼ全科目に60点以上、低くて55点、高くて70点で全科目の平均65点出している、というか。

 そんな印象を今のところ抱いているので、今回の正体を明かすのも必要だけど露骨と言えば露骨な次回の前フリと見てしまい、次回の対決もあまり盛り上がる気はしないなあ……と思ってました。

 ――ところが次回、明かされるジュリオの真実は予想の遙か斜め上に掘り進んでいくことに。