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時空戦士スピルバン 第38話感想

時空戦士スピルバン』の感想。

 後にレスキューポリスシリーズや戦隊シリーズ、ゲーム『バイオハザード』シリーズなどを手掛ける杉村升さんがメタルヒーロー初参加。

 遺伝子工学の権威である望月博士夫妻を誘拐したワーラー帝国は、博士の研究成果を地球での発表より先に明け渡せと迫る。博士の研究が狙われることを見越して周辺調査に当たっていたスピルバンは、博士の娘の持つ鍵で研究所内のコンピュータを発見する。研究を完成させるにはこのデータが必要だと考えるスピルバンたちの前に現れたのは、博士夫妻の脳を移植したと思われるニュー戦闘機械人ブレンダーであった。

 博士を殺すわけにいかないため攻撃できないスピルバンだが、ワーラーがもしスピルバンの動きを封じるためにこのような作戦をとるのなら博士とは無関係の人間でも構わないはずで、明確に二人の脳という証拠もなく、博士の研究成果を踏まえるとブレンダーの正体は違う者なのでは? と、敵について珍しく考察。

 博士の娘がスピルバンを警戒している中、スピルバンは基地を発見し、その中でデスゼロウ将軍が博士夫妻への尋問を行っている旨を話しているのを聞き、博士の無事を確信。そしてその奥で囚われていた博士を救い出す。

 博士の研究成果は、クローニング技術による欠損部位の治癒であり、ブレンダーの脳は博士夫妻のクローンだったのだ!

 再生医療は未来の夢の技術のつもりかもしれませんが、脳髄までクローンできるとなると、危険な匂いしかしません(^^;

 博士の研究がワーラー以外にとっても十分すぎるぐらい脅威になりかねないのはさておき(そのこと自体を疑問に思う人は、誰もいません)、デスゼロウ将軍のセリフから博士は結局自身の研究技術を提供していないと思われるのに、その研究技術を利用して作られた戦闘機械人が敵になっているという、どうしようもない大穴が開いてしまっています。

 途中のコンピュータのこともあって、ブレンダーの中のクローン頭脳は不完全であり、それを完全にするために研究成果を吐かせようとしている、とかなら筋は通りますが、そういう話は一切表に出てきません。

 「ブレンダーの脳が人間のものでないとわかれば、もう何も遠慮することはない!」

 クローン技術による新たな生命の存在とその自我について超絶ドライに投げ捨てるスピルバン

 うんまあ、杉村脚本らしいといえばらしいです(笑)

 遠慮が無くなったスピルバン・ダイアナ・ヘレンの三人の前にはさして脅威でもなく、ダブルスナイパーで脳髄を撃ち抜かれるブレンダー。

 「わわ私は、もも望月、信蔵……1948年、は8月18日、誕生……」

 「タンパク質15%、人造血液5%、私は望月静江……」

 「まだそのつもりでいるのか」

 スピルバンは徹底してドライに接しますが、望月夫妻の役者が双方ともに壊れた演技が上手く、かなり重たい画面(^^;

 先ほどの生命倫理問題と行き過ぎた科学技術について、今回の脚本の杉村さんの中で答えがあるというより、視聴者に解釈を委ねる格好の展開なのですが、助かった後の望月夫妻はこの部分に何も思うところはないようだし、画面の向こうだけなんだかハッピーエンドで納まっているのはあまりいい気分がしません。

 実は助かった方の望月夫妻こそクローンで、先に書いた通り博士が自白しないため不完全体であり、本物の博士の不在のため生き延びられず……というところまで真っ暗にせず普通に本物にしたのは、良かったですが。

 なお高みの見物を決めていたヨウキ、博士の口から飛び出してスピルバンの首を絞めるだけで終了し、何がしたかったのか。

 そしてとうとう女王パンドラからも今回の不始末に苦言を呈され、ギローチン皇帝のリストラが秒読み開始皇帝の明日はどっちだ?!

 次回、ヨウキの反逆開始。