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電磁戦隊メガレンジャー 第38話感想

電磁戦隊メガレンジャー』の感想。

 ネジレ反応に対応したメガレンジャーが遭遇したのは、なんとメガレンジャーとうり二つの人物たち。対抗するメガレンジャーだが、偽メガレンジャーは圧倒的な実力。そしてさらなる変身を遂げた彼らは、自らを邪電戦隊ネジレンジャーと名乗る!

 定番の偽ヒーローが見せた正体は、牙みたいなデザインの口元と吊り上がったまがまがしい目でいかにも悪役ながら、不思議と格好いい造形。声の担当は、ブラックが安井邦彦さん(『THE KING OF FIGHTERS』の八神庵役)なのが気になります。

 頭を掴まれ何か細工をされるも、メガシルバー介入でなんとか窮地を脱したメガレンジャー。久保田博士によると、そのスーツはかつて久保田博士と共に研究をしていた鮫島博士が考案したものと類似しており、もしや鮫島が生きていてネジレジアと組んでいるのでは? と怪しむ。

 ……そういえば、そんな設定だった(笑)

 感想見返したら実に第8話以来30話ぶりに引っ張ってきた話で、ほとんど忘れかけていました(^^;

 第8話は実質的に仕切り直しの新第1話みたいな内容だったので、ここで鮫島が拾われると、いかにも終盤戦の開幕という雰囲気が出てきますが。

 その後ネジレンジャーは、メガレンジャーの正体を探って街で人々を襲う!

 すごくシリアスで格好よく登場し、実際に難敵のネジレンジャーなのですが、メガレンジャーの通信電波パターンを解析しておきながら偶然似ているパターンを持つ新型端末(PDA)を使う人々を次々襲ってしまうという、絶妙なポンコツっぷりを発揮(笑)

 PDAの伏線は一応、冒頭で張られてはいるのですが、これを開発した企業がネジレジアやINETと関係あるわけでもなく、余計ポンコツな印象に。いやあったらあったで、どこかおかしい展開になるのですが(^^;

 自体を把握した久保田博士は通信回線をシャットアウトすることと、対策を立てるまでスーツのインストールも凍結することを宣言。敵は変身コードを入力した途端に現れ、変身が完了する前のメガレンジャーを倒す作戦なのだという。

 「でも! クラスの仲間だってやられてるんだぜ。じっとなんかしてられるかよ!」

 「バカ! 命を、大切にしてくれ! ……高校生のお前たちを、戦いに巻き込んでしまったことを……後悔させないでくれ

 序盤以外、あまり話題にされない要素になりつつあった「メガレンジャー=巻き込まれ型ヒーロー」という設定が、終盤戦前に改めて登場。

 といっても、序盤から書いているようにメガレンジャーの選抜方法が「ゲームで好成績を残したもの」という明らかに若年層、それも未成年がターゲットになることを織り込み済みとしか思えない設定な上、久保田博士がその選抜方法についてどう感じていたのかは曖昧なため、ここで「高校生戦士」を持ち出すことをどう受け止めていいのかちょっとよくわかりません(^^;

 健太はクラスメイトが被害に遇ったことで闘いに挑もうとしているなど、ここではそういう若い年齢故の青さとかも含めてはいるのですが、作品全体としては正直ここの「高校生」が「一般人」でも、言葉の重量にさしたる差を感じられないような気がして、「高校生ヒーロー」という特色についてはもう一つ物足りなさを感じてしまうところ。

 久保田博士は鮫島邸に向かい、追いかけるメガレンジャー一行だが、鮫島邸はバリアに阻まれ久保田博士だけが内部に閉じ込められる。突入の方法を考える一同は、早川と連絡しデジタンクを囮にネジレンジャーをひきつけ、変身システムのロックを解除してもらって変身。変身は成功しバリアも破れるが、ネジレンジャーは想像以上の猛スピードで現れ立ちはだかる。

 そんな彼らをよそに、久保田博士は内部で立体映像通信をかけてくる鮫島――否、Dr.ヒネラーと対話する。

 「鮫島……目を醒ませ! ネジレジアに協力する事の意味が、わかっているのか?!」

 「フハハハ……わかってるさ。わかっていないのは久保田、お前の方だ! 私はネジレジアの偉大なる科学者、Dr.ヒネラー! まもなくネジレジアは全て私に支配されることになる。そして地球も」

 ここからモーツァルトのレクイエム(怒りの日)が流れ出すのはちょっと臭い演出だなあと思いつつ、ヒネラーはネジレジアを支配するという野望をここで久保田にだけ表明。

 「お前の愛するメガレンジャーには特に、私の恐ろしさを知ってもらわねばならん」

 「何故だ?」

 「お前に十分苦しんでもらうためだ……」

 「なんだと?!」

 「フフ、もっとも所詮人間などという不完全なものを使っている以上は、そう長くは持たんだろうがな」

 「いや、人間は不完全だが、心を持っている! 正義の心を持ったメガレンジャーは、そう簡単に負けはしない!」

 「ハハハ、愚かな」

 もう完全に、久保田博士が主人公状態に。

 ネジレンジャーの圧倒的な力に苦戦するメガレンジャー。ネジレンジャーはさらに邪電エネルギーアタックなる必殺技で、メガレンジャーに大打撃。途中のポンコツとか十傑衆走りとかシリアスにマヌケなネジレンジャーですが、普通に強い。

 だが、ネジレジアの本拠地で突然皇帝ジャビウスが苦しみだし、それに対応するようにネジレンジャーも苦しみ撤退。

 「久保田。これは復讐の序曲に過ぎんぞ……」

 倒れるメガレンジャーに、駆け寄る久保田博士。

 「すまねえ……おっさん。約束を、破っちまった上に……俺達の、ボロ負けだ」

 「謝るのは私の方だ! とんでもない戦いに、君たちを巻き込んでしまった!」

 「今更……何を言ってるんですか!」

 「そうだ! ネジレンジャーのやつらに、こんなでっかい借りを作っちまったんだ。これはもう、俺たちの戦いだぜ

 これまでマクロな地球対異次元の戦いに巻き込まれた形だと思われていたメガレンジャーが、ヒネラーの正体が久保田博士に知られたことで久保田博士の視点では自分たちの個人的な因縁の争いに多くの人間を巻き込んだということになり、そこからその因縁の産物ネジレンジャーには健太たちがそれぞれ因縁を抱えたので巻き込まれたのではなく自分たちの意志で戦うことになる、と、終戦突入前に本作の戦いの内容・意義ががらりと変化。

 実に最終章の幕開けといった内容であるのですが、鮫島の設定が拾われたことで、久保田博士がいよいよ単なるメガレンジャーのサポートキャラでなくてヒーローチームの一員としての立ち位置となり、そこでネジレンジャー側のトラブルに寄り向こうの撤退となったものの、追加戦士となる久保田博士も含めてメガレンジャー側の完全敗北という展開なのは、かなり衝撃。

 ……そんなシリアスなのに、次回、レッド、さっそく一般人にバレる? というゆるい感じなのはなんだろうか(^^;