ぼんやりと特撮・アニメなど

特撮やアニメの感想を適当に投げるブログ つぶやき → https://twitter.com/wayohmugen 某mugen製作 →https://onedrive.live.com/?id=3AB66F1D6B2F66E4%21139&cid=3AB66F1D6B2F66E4

轟轟戦隊ボウケンジャー 1・2話感想

轟轟戦隊ボウケンジャー』の感想。

 

 ひとまず、戦隊チームの枠組みとして、既に初期メンバー5名中の3名(赤・青・ピンク)がプロのヒーローとしてある程度経験値ありの対応、残る2名が新人の設定でノリが軽く色々未熟、という構造を取っているのがなんだか新鮮。

 肝心のヒーロー組織はというと、

 「サージェス財団は、世界各地で失われかけている、貴重な宝を集める民間団体だ」

 と、ここまではまあ普通の考古学者の集まりかなーぐらいに思えるのですが、

 「『宝』とは、古代文明の遺物、沈没船や秘境に残された財宝、そして、絶滅寸前の動物まで、さまざまである」

 なんか『宝』の範囲がやたら広くて雲行きが怪しくなり(「動物」とかアリなんでしょうか)、

 「中でも、現代の科学水準をはるかに超えた危険な力を持つ秘宝を『プレシャス』と呼ぶ。サージェスは、プレシャスを見つけ出し守り抜く秘密チームを組織した!」

 で、もう完全に危なそうな力を独占しようとする危ない組織な印象が強まってしまい、開始45秒にして早くもサージェス財団に対する不信感が募ります(^^;

 財団の組織したボウケンジャーは海底の遺跡に眠る古代文明「ゴードム文明」の使うエネルギー源「ゴードムの心臓」をプレシャスとして回収するべく突入。罠を潜り抜けた先に心臓を手に入れるボウケンジャーだが、いきなりブラック(伊能真墨)が裏切って心臓を奪いイエロー(間宮菜月)を連れて逃走を図る。

 ボウケンジャー加入前はトレジャーハンターという経歴を持つ真墨の目的は、かつて伝説のトレジャーハンター「不滅の牙」と呼ばれたボウケンレッドこと明石暁に勝つことであった!

 ボウケンジャーは用済みと変身アイテムであるアクセルラーを暁に投げつける真墨だが、心臓を奪ったことで遺跡に眠っていた大神官ガジャが目覚め、それによって溶岩に落とされそうになり命の危機となる。

 ここまででヒーロー組織の設定見せ・各メンバー変身済み&装備見せ・遺跡のギミック活用でアクションシーン・変身解除で役者と対応する色を視聴者に見せる・いきなりのメンバー裏切り・主役キャラ2名の背景事情の説明・敵組織出現とみっちり詰まっていてAパート終了。

 見ているこっちとしては息つく暇がないのですが(笑)

 暁は他のメンバーにガジャを追わせて、真墨を救出に。

 「もう一度選べ、このアクセルラーを受け取るか、このままマグマに焼かれるか!」

 「何だと!」

 「お前が言ったんだ。俺の牙から逃れられる獲物はいない。その獲物は……お前だ」

 暁は最初から真墨の思惑を理解した上で、さらに自分を出し抜けるか見極めようとしていたと判明し、主役2名のキャラクターの掴みがすごく強烈。

 この時点で本作は「リーダーはレッドだけど、主人公はブラック」と認識したのですが、それで合っているのかは知らない(笑)

 それはそれとして、作戦に過剰に面白さを求めるのはフライパンの道だと思うのですが、頼むからそれはせめて悪の組織の方でやってくれと思わんでもない(^^;

 心臓を持って逃げたガジャは謎の装置に心臓を入れると、ボウケンジャーに戦闘員を寄越し、そこにレッドとブラックも追加で戦闘開始。

 作戦実行中は色のコードネームで呼ぶという設定を先に示した上で、ここで戻ってきた真墨が自分をボウケンブラックだと名乗る(それにピンクが反応する)ことで改めてヒーローチームになることを示すなど、要素の置き方と拾い方はもうくどい位にロジカル。

 心臓が埋まって動き出すゴードム遺跡は巨大ロボットのようなものだと判明し、ボウケンジャーもメカを合体させて巨大ロボ・ダイボウケンで対抗。

 なおこの合間に、プレシャスの力は悪用すれば地球も滅ぼし得ると説明が入り、だからこそサージェスが保護・管理するのだと、ヒーローチームの正当性について補強。

 ……正直、作っている方もほっといたらサージェスが怪しい組織に見えるとか思っていたのでしょうか(笑)

 遺跡は破壊され、心臓は回収されるが、無事だったガジャが秘宝は一つだけではないこと、自分が無事ならゴードムは不滅と捨て台詞を吐きつつ攻撃。

 直後、海からの怪物に食われる。

 衝撃のラストを迎えたところから2話が開始するのですが、始まるなりこの結末を「何者かがさらった」と断定し、さらにそれが「ネガティブシンジケート」「プレシャスを悪用し世界を我が物にしようとする奴ら」とある程度認知済みの存在であることが判明するという怒涛の衝撃的展開。

 心臓を持ち帰った後、ミュージアムの奥に隠されている支部でそのネガティブシンジケートの名前が「ジャリュウ一族」と判明。敵対勢力の名称や内部構造をきっちりデータベースとした上で「ネガティブシンジケート」で一纏めにしてしまうサージェス財団は、やっぱり凄く怖い。

 心臓と引きあっている何かを探すべく動き出すボウケンジャー、その前に立ちはだかるのはガジャを拾ってもう一つのゴードム文明の秘宝「ゴードムの脳髄」を得ようとするジャリュウ一族であった。

 今回はAパートでジャリュウ一族の巨大戦力とロボット戦、それから分割で行動しつつ、菜月の過去と真墨との関係について掘り下げる内容。

 菜月はある遺跡から記憶喪失で発見された少女と判明し、さらに自分の正体を知ろうと手がかりになりそうだからとジャリュウ一族に接触していたところをさくら(ボウケンピンク)に誤解され……と、またも1話の中に背景事情の詳細説明+そこからの裏切り? を経て和解まで交えてドラマを作ろうとするという無茶な勢い付け。

 ボウケンジャーを辞退しようとする菜月に「誰にでもたった一つの大切な宝がある」と諭す暁は、宝のために部下を捨て駒にするジャリュウ一族への怒りも見せており、過去に何か含ませている予感。

 ジャリュウ一族の長リュウオーンは自分を利用しようとしたガジャを谷底に落とすが、その後のボウケンレッドとの対決に敗北し転落。勝因について「仲間を捨て駒にして宝を得ようとする者に、仲間のいる自分は負けない」というロジックを置いて、パイロット版2話の間に本作のヒーローとしての立ち位置を確保する部分もきっちり。

 ヒーロー番組としてやるべきことを本当きっちりやりまくっているわけですが、その上でやりたい話もやっているのでパンク寸前という凄まじいパイロット版です。

 落下するリュウオーンを見て、こっそり生き延びていたガジャはしつこく食い下がる予感を見せ、そんなことを知らないボウケンジャーは脳髄を確保、その保管作業を菜月と真墨に任せて改めて仲間であることを確認。

 「一人一人、探す宝は違っても、同じボウケンジャーだ……行くぞ! 新しい冒険が待ってる」

 轟轟戦隊ボウケンジャー・完(待て)

 ううむ、色々と濃いなあ、この開始2話分(笑)

 主役2名(ブラック&イエロー)を見せる&いきなりドラマを描くために、とにかく背景事情・設定を見せるべく、無茶苦茶に説明ラッシュな内容。面白いのは面白いですが、2話の後半ぐらいになると、正直胃もたれするレベルでした(^^;

 劇中の物事が動く理由づけはわかりやすい方がいいとは思うし、それについて説明のセリフが入ること自体も問題はないですが、(普段から私の感想の描き方がそういう方向に走ってはいるものの)ここまでされると、こうなんでもかんでも根拠と理由を求めすぎるのもどうか、と言う気もして来ます。

 話数を重ねて説明が落ち着くころになれば改善されそうなので、とりあえずそうなることを期待。