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轟轟戦隊ボウケンジャー 7・8話感想

轟轟戦隊ボウケンジャー』の感想。

7話

 昔ファンだった小説家が雑誌で新連載を開始したことに没頭する暁と、からかう真墨&菜月。

 前回ラストの「親父くさい」を皮切りに暁にもコミカル描写を用意する方向に向かっている様子ですが、読んでいる雑誌に漫画が無いのかと呆れる真墨はともかく水着グラビアが無いことを怪しむ菜月(笑)

 ミスターボイスからジャリュウ一族の不穏な動きを教えられたボウケンジャーは調査に向かったところ、一族が互いに殺しあって残った最後の一人にリュウオーンがエネルギーを注いで強化する場面を目撃。それは暁が読んだ小説の描写と奇妙に一致していた。

 脚本が會川さんなので、咄嗟にバトルファイト(『仮面ライダー剣』)が浮かびましたが、たぶん関係ない。

 疑問を抱く暁は、サージェス特権でその小説家・香川慈門を訪ね、

 「少し感じが変わりましたよね? 昔の作品はもっと冒険や、英雄への憧れがあったような」

 作風の変化についてダイレクトに質問という色々とアレな行為に出る(^^;

 「時代が変わったんだよ」

 の一言とサイン本で追い返される暁。

 サージェス基地では新装備デュアルクラッシャーをテストするが、ヨーロッパ支部から運ばれるサラマンダーの鱗を着けたアクセルテクターが無くては使用に堪えられない代物。サラマンダーの鱗も小説に出てきたことに驚く暁だが、その運搬トラックをリュウオーンが襲い鱗を奪われる。しかし、その際に強化ジャリュウが、小説の通りに背中が弱点となっていたことを見抜き、あまりにも重なりすぎている出来事に香川を問い詰める真墨と暁。

 真墨がすごい剣幕で迫り、熱狂的ファンよりもっと厄介なのが増えた感じに(^^;

 「バカな。作家が現実に影響を与えることなど出来ない」

 香川は英雄を書き続けてきたが、長く続けるうちに人のエゴに呆れ、英雄の存在を否定するようになってしまった。そして破壊を行うドラゴンという空想生物は、そんな人類の憧れ……エゴと破壊の願望の現れだと考え、ドラゴンに英雄も冒険もない時代を破壊させる小説を書こうと考えたのである。

 脚本担当の會川さんの作家としての意識や葛藤が出たのかはわかりませんが、香川が抱く英雄の登場しない時代と現実への失望を踏まえると「作家が現実に~」の台詞に違う意味が含まれてくるのが面白いところ。

 するとそこにリュウオーンが現れ、香川を襲って手記を奪っていく。香川が着想を得た手記は、100年前ドラゴンを産み出そうとした男のものでヨーロッパの古書店で偶然見つけたもの。そしてその続きとして次回の原稿に書かれたのは、ドラゴンへの進化には高温とサラマンダーの鱗が必要で、それによって街一つ消し飛ぶ爆発が起こることであった!

 爆発を阻止するべく、高温の中に飛び込むメンバー。しかし耐熱限界を越えるためにとても手が出せず、ダイボウケンを召喚。そして追加ビークル8号のミキサーで周囲の建物ごと動きを固め、大爆発の被害を最小限にする作戦に。

 ミキサーに周囲の砂利をスコップで掬って放り込むダイボウケンがシュール(笑)

 爆発を抑え込み、出てきたジャリュウが巨大化しないことに焦るリュウオーン。実は突入時にちゃっかり鱗を回収済みで、アクセルテクターを無理やり呼び出した上に鱗を装備、デュアルクラッシャーを使えるように。コンクリ詰めからの五人の支えで放たれるドリルビームで砕かれるジャリュウであった。

 今回の騒動を自分の責任と思い込んで戦場に来た香川は、そこで英雄にして冒険者たるボウケンレッド、その戦いの一部始終を見る。やはり小説は現実に影響しないと語る香川に、暁は告げる。

 「香川さん。人類はドラゴンを想像するとき、ドラゴンを倒す英雄もまた想像してきました」

 「ああ……」

 「あなたの小説で、英雄を目指した子供が沢山生まれた。その子供たちは、確かに現実です

 「英雄……あるいは、冒険者か?」

 ドラゴンの存在を通じて、自分が見た世界、ひいては自分が築いてきた過去を否定しようとする香川に対し、彼が描いてきた冒険者の姿を見せて、さらにその冒険者を生む礎は香川の築いてきたものがあるから、とフォローするのが綺麗。

 そして、あの手記は誰が書いたのかを考えるボウケンジャーたちは、菜月の「もしかしたらリュウオーンが書いたもの」という言葉に一瞬凍りつくも笑い飛ばす。そして失敗したリュウオーンは、この手記を火にくべて消し去るのだった。

 香川襲撃時に「返してもらう」とも言っているので間違いなくリュウオーンのものだと思われますが、菜月がギャグっぽくしてしまったのと燃やすラストのために黒歴史ノートみたいな印象に(笑)

 冗談はともかく、英雄を想像する人類と別の立場にあるリュウオーンには人類を破滅させるドラゴンこそ英雄的存在であるはずで、暁が人類の創造力と冒険心を賛美する裏で、自己の英雄を否定されるリュウオーンの姿を映されるというのは、なかなか印象的なカットでした。

8話

 ボウケンジャーを利用してプレシャスを手に入れたつもりのゴードム大神官ガジャに、背後から迫るボウケンレッド。

 プレシャス奪還後、捕獲すると称して早速前回手に入れた新装備でコンクリ詰めを図ろうとするなど、今回鬼畜度がなかなか高い(笑)

 ガジャに逃げられてしまうが、プレシャスは牧野先生が求めているアトランティスオリハルコンだと考える一同、引き渡したあとに交代で休暇をとることを提案。

 蒼太が率先して本部に残る一方、他の四人はしりとりで決定するのが4話からの恒例扱いみたいなのですが、前回のしりとりで「コルト45」から今回「バルカンほう」で、何故か銃器縛りのさくら姉さん(^^;

 結局菜月が残るが、ギター弾いて格好つける蒼太のパソコンを勝手に調べ、自分のデータを発見したことで一気に空気が悪くなる。

 菜月はオリジンの事情から「まだ自分を信用してくれてない」という方向に拗らせますが、蒼太は「スパイ時代の悪いクセ」で誤魔化すものの、年頃の女の子の個人情報を集めてデータ化してるとか違う方向に危ないぞ(笑)

 牧野先生の解析が済んだかと思って研究室に行く蒼太だが、なんとプレシャスの正体はオリハルコンではなく、アトランティス文明の驚異の技術ヴリル。発見した対象のデータを吸収してコピーと増殖を繰り返し、やがて人類にとって変わろうとする恐ろしい存在であった。そして蒼太がコピーされ、菜月に襲いかかる。

 若干『遊星からの物体X』風味を漂わせつつ、菜月の励ましを受けてヴリルと対決し退ける蒼太だが、コンピュータから他のデータを確保しておりボウケンブルーに変化、外に飛び出す。

 休暇中の三人も異変に気づき、ブラックは偽物を見極めるため、あえて菜月を狙って庇わせるという作戦に。ラストでもブルーへの信頼故ではないかと言及されましたが、6話の連携と併せ、着実に距離を縮めている様子。

 だが攻撃を受けるごとに偽ブルーは増加していく。

 そこでブルー、偽物をゴーゴービークル8号で轢いた上にコンクリ固め。

 えぐめの装備が多い本作ですが、トップでひどいのは現状、8号(^^;

 不完全ながらもダイボウケンまでコピーしたヴリルだが、これまたコンクリ固めとドリルでKO。牧野先生はオリハルコンが見つからないことで残念がるがヴリルがあるならアトランティスは存在の可能性が高まったと励まされる。そして蒼太はデータど計れないこともあると知り、集めた仲間の情報を削除。入れ替わり休暇になった菜月とデートに向かうのであった。

 真墨が「誰でもいいのか」と慌てますが、ナチュラルに自分が菜月の相手という前提で接しているのか、こいつ(笑)