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電磁戦隊メガレンジャー 第49話感想

電磁戦隊メガレンジャー』の感想。

 ヒネラーシティが壊滅したことで学校には生徒たちが戻ってきて、無事卒業を迎えられると思った矢先、学生に扮したジゴクネジラーが健太たちの学校に送り込まれる。大岩先生の負傷を見てやむなくメガレンジャーに変身した健太たちは、早川の協力を受けたもののジゴクネジラーを取り逃がしてしまう。その去り際の言葉で自分たちの家が危ないと感じた彼らは確認に走る。

 予想通り、健太の実家の青果店は既にネジレジアの攻撃を受け、壊滅状態。家族はかろうじてINETが手を回して助け出したが、既にネジレジアの言う通りこの国に逃げ場はないのか……?

 教室に戻ることになった一行だが、校長先生が登場し、あろうことかメガレンジャーがいることで学校が危険に晒されると主張、健太たちを追いだそうとする

 千里の親友であるクラスメート恵理奈は校長先生(見覚えがあったので調べたら『カブタック』に荻窪専務で出ていました)の態度に反発するが、ジロウがジゴクネジラーに傷つけられたことでシンタロウも健太たちに怒りを覚えており、クラス全体が健太たちを拒絶。やむなく彼らは学校を出ていくことに……。

 秘密にしてきたメガレンジャーの正体が判明するなり、社会的に追い詰められる健太たちというエグい展開が、最終決戦目前にして放り込まれてきました。ここ数回で大学受験や全員無事の卒業を願う大岩先生など、学生としてのイベントも描写されただけに、かなりきつい。

 校長が露骨すぎるぐらい嫌われ役になっていて、もっと以前から出番があってほしかったとは思いますが(^^; 学校生活イベントがもう少し強調されていれば、というのは本作の要所で度々感じる内容で、学生であることを強調する一方でメガレンジャーたちの学校側への関係性の広がりをセリフ以上に見せていないように思えるというのは、本作の難しいところだと思います。

 その点、序盤に出番あり→ヒネラーシティ編で拾ったシンタロウ&ジロウの印象がクラスメート(学校サイドの人間)の中でも非常に強いので、彼がメガレンジャーの社会的立場に深い傷を負わせにかかるという話の運び方は非常に重たく、校長の物語上の唐突さを軽減していましたが。

 早川に拾われた五人は廃工場の中で、人々に失望しメガレンジャーとしての戦いを放棄しそうになっていたが、一方で久保田博士はデジタンクを伴って地上に降りていた。

 もうすっかり、久保田博士専用装備ですな、デジタンク(笑)

 (健太……耕一郎、瞬……千里、みく! 今のお前たちには、私は何も言えん……だが、お前たちを守ることはできるはずだ)

 そして空を見上げて叫ぶ。

 「鮫島! 聞こえるかぁ! お前は私に、復讐したいんだろう! 私は、ここにいるぞ! ……これ以上、他の人間を巻き込むな!」

 格好よく啖呵を切る久保田博士。毎度思いますが、博士は自分の責任(敵がかつての友人である鮫島であること、強引に健太たちをメガレンジャーにしてしまったこと)について自覚的で、そこに正面からきっちり立ち向かうので、本当格好いい。

 シボレナとユガンデが現れ、一人で何ができると博士を攻撃するが、博士はなおも叫ぶ。

 「鮫島! お前にもわかっている筈だ! お前が今まで、蔑んできた人間の……その人間の、本当の強さが!  お前は、絶対に、勝てん!」

 「私は勝つ! 私の科学は絶対に勝つ! お前に……メガレンジャーに勝つのだぁ! 殺せ、殺せ、殺せえ!」

 その頃、早川たちの前に再度ジゴクネジラー登場。早川は立ち向かうが、変身しようとしない健太たち。しかしメガシルバーがジゴクネジラーの攻撃を受け止め、説得を重ねる。

 「失くしたくないものは、守らなければしょうがないだろう。例えほっとけと言われようとな……それに、大切なものはそう簡単には失くならないものだ……自分から捨てちまわない限り」

 そこに省吾から、久保田博士が一人で立ち向かったと連絡が入り、博士も俺と同じ主義らしいとつぶやくメガシルバー。

 (いいか、こうなったのは学校の仲間のせいじゃないはずだ。よーく考えてみろ。みんなをそうさせたのは誰かって事をな。そして、本当に大切なものは何か、なくしてはならないものは何かって事を)

 「俺たち…間違ってたんだな」

 「どんなことがあっても、大切なものは守らないとな」

 「私達の学校生活も……仲間も。そして、いつかきっと」

 「戻れるよ。だって、大切なものはなくならないもん!」

 「そうだ。俺たちが捨てない限りな!」

 「そのためにも倒さなきゃならねえのは……ネジレジアだ! みんな、行くぞ!」

 優先順位としては間違ってないのですが、何でしょう、「悪いのは幻影帝国よ!」メソッドのような気が(笑) 

 その頃、とうとうデジタンクは破壊され、久保田博士に危機が訪れていた。

 爆発するタンクから飛び出し、爆風を背景に吹っ飛ぶ久保田博士は、シリアスなのに何故か笑ってしまう妙な絵面に(^^; 博士演じる斉藤さんも無茶なスタントをします。

 しかし既に決意を新たにしたメガレンジャーが現れると、形勢が逆転。シボレナとユガンデは撤退し、ジゴクネジラーも倒されるのであった。

 ジゴクネジラー、メガレンジャーが本調子を出すまで終始メガシルバー一人と五分以下の勝負で、変身能力で社会的立場を奪う以外大したことないサイコネジラーだったのではないか(^^;

 地上で早川が選んだ廃屋を拠点とするメガレンジャーたちがその汚さに困惑する、というところで次回に続く。締めをギャグにしたのは、前半部の展開がきついためか。

 ヒーローの正体バレ→社会的にピンチ→それでもヒーローを選ぶ、という暗い展開からの復活を描いたエピソード。どうにも1話だけで片づけるのは難しかった印象で、内容に多少の無茶が生じていますが、博士の献身で強引に突破した、という感じでしょうか。

 次回、赤いあいつ。