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テツワン探偵ロボタック 1・2話感想

テツワン探偵ロボタック』の感想。

1話

 20年近く前の作品なのに、ニチアサ枠の番組(前作『ビーロボカブタック』)の終了で「日曜朝の楽しみが」と嘆く大人の姿が描写されるというのが、いきなり衝撃です(^^;

 甥っ子に食費をせびったりして完全ダメ人間として設定されているのが明白な杉探偵、演じる大高洋夫さんの名前を最近どこかで見たことある気がしたので調べたら、大神官ガジャ様ーーーー?!!

 並行して視聴&感想執筆中の『ボウケンジャー』時点でも本作から8年経ってますし、メイクも服装も濃くて表情は目を見開くのが基本、喋り方もしわがれ声とキャラメイクが強烈だったこともありますが、全然結びつきませんでした(^^; 低い声でロボタックを脅しつけるときとかは、ちょっとガジャっぽかったけど。

 仕事が入らずろくに食事もできない杉探偵は甥っ子カケルに金をせびって出前を取るが、そこに空腹で倒れ込んできた犬型ロボット・ロボタック。仕方なく彼に食事を与え、その代金を立て替える代わりにこのシャードック探偵社で働くことを強いる。

 劇中劇で『カブタック』が出るため前作とは別世界観という前提だと思われるのですが、ロボットが普通に市井に認知されている設定であることは一切語られないまま、前作を引きずる形で強引に処理。これ、前作から引き続き見ている分には流れで見れるものなのですが、本作が初見だと厳しいものがあるのでは(^^;

 ロボタックの出自は中でも特に機械文明が発達した場所だと思われるハラッパ国で、その秘宝のランドツールを求めて旅を続けるというのが目的と説明。二人のロボットが回想に登場し、カメロックは中国を、ロボタックはアメリカの探索を命じられたとのこと。

 ……ハラッパの長老(これまたロボット)はアメリカを探せと命じているのに、何を間違えて日本に来たのかこのロボは(^^;

 そのうちにシャードック探偵社には、杉の先輩である唐松刑事(名優・赤星昇一郎!)が依頼にやってくる。怪盗チェリーを追い求める刑事の彼だが、今回はそれには関係なく、

 依頼内容:5万円やるから失くした警察手帳を探してくれ

 不祥事を金で解決しようとする刑事という、1話からひどすぎる爆弾(笑)

 (なお現実の場合、警察手帳の紛失は戒告処分で即免職とはならないものの、警察官の場合以後の昇進は無くなるので依願退職となるケースが多く、実質クビ同然とのこと)

 刑事の出した手がかりは鍵と巻物のみで、その巻物は偶然にもロボタックが探し求めているアイテム・シュビドゥバッジのヒントを示すなぞなぞコンパスであった。ランドツールを得るためにはワンダーボックスを開くカギとなるシュビドゥバッジが必要で、そのために試練に挑戦しなければならない。

 提示されたなぞなぞ「青き扉並びし箱の開かずの扉を開け」を解く(ついでに警察手帳を探す)ため飛び出したロボタックとカケルは、道端でバッテリーチャージを営業する兎型ロボのミミーナに捕まる。

 頼まれてもいないのに強引にこじ開けて充電を押し売りし、中身がハラッパ国製品と知るやジシャックチェンジをせがむと登場初っ端からネジが飛んでいて、怖い(^^;

 偶然から鍵はコインロッカーのものだと知るロボタックたちは警察手帳を発見したが、そのコインロッカーが謎の示す箱だと気づき、開かずの扉(故障中ロッカー)を開く。中から出てきたシュビドゥバッジに喜ぶロボタックだが、先の騒ぎでロボタックがハラッパ国のロボだと知る二人組のロボット・ダークローとカバドスがバッジを奪おうとする。そして追いかけてきたミミーナも合流したその時。

 「アーッハッハッハッハッハ……待て待て待て待て、待つんだゾーーーウ!!」

 暗雲立ち込める空からバカ笑いを上げて飛び出してくる、下半身が車のゾウ型ロボット。彼は自らをバッジの番人マスターランキングと名乗り、シュビドゥバッジを得る最後の試練としてロボットたちのレースを取り仕切る。

 前作に引き続いて決着は直接戦闘ではなくゲームによる、となりましたが、出自が不明すぎてスターピースとの関わりも今一つはっきりしないまま何故か審判として一年間君臨し続けたトンボーグの描写にスタッフも問題があると思ったのか、本作ではまず目的となるアイテムの出現が「試練」の果てにあるとし、その「試練」を司る番人の存在があって、その番人が最終試練として争奪戦に至らしめるという明確な流れを用意し、争奪戦への流れを作るのがかなり洗練されたものとなりました。

 まあこの手のゲームマスターって、基本胡散臭くてタチが悪いので、マスターランキングが何をやらかすか油断できないのですが、今回の勝負はざるそばを重ねて運ばせるレースでビルとビルの間を綱渡りさせたり落石で妨害したりと、やはり平然と命の危機を強要してきます(^^;

 なお「スターピースを最初に見つけて触れたのは○○なのに、どうして後から現れて強引に割り込んだ××と公平な条件の争奪戦にならなければいけないのか」という疑問もあったのでしょうか、本作では最初にバッジに触れたらアドバンテージがつくことも説明(今回はバッジに触れたのがダークローだったのでざるそばの枚数が減った)。

 ロボタックが綱渡りロープを斬ってビルに飛び込み『世界忍者戦ジライヤ』OPよろしく騒動を起こすなどした果てに、落石で妨害してくる最終ゾーン。ジシャックチェンジで難関を超えるダークローに対抗してロボタックはジシャックチェンジしようとするが、エネルギー不足。やむなく命の危機にのみ使えるとされたワンダーフルートに頼ろうとする。

 ゲームの上で「命の危機」扱いされるのはどうかと普通なら思うところ、直後に巨大な岩が転がり落ちてくることで説得力を確保してしまうという力技(笑)

 ワンダーフルートがロボタックの手を離れ、岩に潰されそうになるが、タケルが勇気を振り絞ってフルートを奪取して吹くと、ロボタックはジシャックチェンジ。

 「勇気凛々、腕はビンビン! 笛の音色がワンダフル! ロボタック・アズ・ナンバーワン!」

 犬の鳴き声「ワン」と「ワンダフル」と「ナンバーワン」とを組み込んだ決め台詞ですが、前作に比べると決め台詞としては正直語呂が微妙(^^;

 ロボタックを演じる佐々木さんは当時は声質高かったのもあってか、チェンジ後もキリッと二枚目系の声ではなく少年声っぽいのも、もう一つ。個人的な好みとして草尾毅さんが好きなのはありますが、前作のノーマル→スーパーのカブタックの差異はやはりインパクトが強い。

 フルートは金の砂になって消えてしまうが、ロボタックは逆転勝利を収め、バッジをワンダーボックスにはめ込む。すると中から出てきたのは新しいワンダーフルートであり、ワンダーボックスはバッジをはめる穴が二つに増えた。

 「宝が欲しければ、新たななぞなぞコンパスの謎を解き、シュビドゥバッジを手に入れるのだゾウ~」

 やはりこのゲームマスター、胡散臭すぎるぞ(^^;

 そして今回の敗者は退場だけでなく、ビリなら罰ゲームが待っており、今回失格で最下位だったカバドスはルームランナーを無理に走らされて止まると爆弾が爆発するという鬼畜な内容を強いられており、ますますマスターランキングの鬼畜度がものすごいことに。

 探偵社に帰還したロボタックは仕事の報酬5万円で食事代は清算したと出ていこうとするが、杉はうちは時給1円だからあと1995時間働けという最低賃金法なぞどこ吹く風なブラック労働条件でロボタックを縛り付けるのであった、でオチ。

 正直、世界観やゲームの流れなど前作を前提に設計しすぎている気配があり、前作を見ないで最初からこれだと評価し難い内容だったと思うのですが、何分本来の半分の時間で前作を最後まで見通しているためその辺をなんとか飲み込んでしまい、割と楽しめました。

 なんだかんだ『カブタック』を通してみたので、本作に限っては視聴のスタンスが完全に切り替わっており、ある程度は流して見れそう(笑)

2話

 前回ワンダーフルートと共に出てきた冊子がよくわからなかったのですが、今回でワンダーフルートの説明書と判明。

 無駄にしっかり作りこんだ取扱説明書で、これもしかして、実際に発売されていた玩具の説明書をそのまま使ったのではないか(笑)

 カケルを取り巻く友人としてコータ・シゲル・ミサキの3人が登場、彼らも少年探偵団を名乗り、ロボタックの持つ次の謎「大きなメカがひっくり返るときへそのゴマを取れ」の解明に協力する。

 一方、ダークローとカバドスは、大手の探偵社の社員として日常を営んでいることが判明。

 ゴールドプラチナ社という社名に、嫌な予感がしてくるのですが、社歌はもしや『出発のサイン』なのか(笑)

 そしてまともに探偵やっているかと思えばそんなことはなく、ペット探しの依頼を1日で解決するなら10万円として依頼を受け、実はそこらのペットを盗んできたうちに探している猫がいることを確認、それを引き渡して報酬を得ようとするという、リアルに真っ黒な稼業であった……。

 前作との比較になりますが、なんだかんだ大きな会社の職業に就いており、コブランダーよりは世渡りが上手いけれど悪としてはリアルに低俗という、何とも言い難いポジションを早くも確立(^^;

 そしてそんな彼らの前に現れ仕事を確認する、本社の美人幹部・桜子。

 ミニスカートの太ももがアップになるという露骨な映像で明らかに本来のターゲットと別のところを釣る気満々ですが、調べたら演じた大竹一重さん、当時は「Vシネマの女王」と呼ばれるほどの人気女優だった模様。

 ダークローはなぞなぞコンパスの内容を盗撮しており、桜子とともにシュビドゥバッジの先にあるランドツールはハラッパ国という一国家に関わるレベルの重要なものだから、上手く転がせは兆クラスの金につながるのではないかと考え、彼らなりにバッジを求める理由が明確化。

 ひっくり返ったメカ=カメと考えるカケルたちは、通りがかったカメロックをひっくり返してへそのゴマを取ろうとするが、へそがないと気づくとあっさり打ち捨てるという外道っぷり(笑) 前作に続いて浦沢師匠の参戦を見越したのかと言うほど、素直に酷いことをする子供たちとして描写される探偵団は、2話の段階でやっておくのが正解かと。

 浦島太郎の伝承に則り謝礼目的でカメロックを起こすダメ人間・杉は、カメロックがカブタックの同僚と知るや彼も住み込みで働かせることに。

 カメロック、見た目は愛嬌のある顔つきでコミカルなカメ型ロボなのですが、声は堀秀行さんの二枚目声なのが妙なギャップで、面白い。しかし彼、中国を探していたはずなのにどうして日本に来ているのかまたしても謎なのですが、長老、彼らの位置情報の回路に欠陥があるのでは?!

 カメにへそはないから大きなカメ=大亀さんと考えるダークローたちは、猫探しの依頼人が大亀という名前だと思い出して向かうも空振りし、その後全員で集まりながら探していたら絆創膏を貼ったゴマ入り瓶が何の脈絡もなく飛び出すというのは、流石に雑じゃないかと(^^;

 そしてどういうことか理解できないけど、とりあえずロボタックに「今はレースに勝つ」ことを言われたら納得して引き下がるカメロックは、呑み込みが早いのか頭が悪いのか。

 今回の勝負は頭の風船を割る対決で、最初にバッジに触れたロボタックはアドバンテージで風船が小さく。カメロックは女性には気が引けるとミミーナに手を出さず、不意打ちするカバドスから彼女を守ったことでいきなり惚れられてしまうが、直後ミミーナは自爆して失格。

 ダークロー&カバドスの策略でカケルたちも風船を割られ、カバドス&ダークローVSロボタックスーパーの対決になり、2対1は卑怯だと助けに入るつもりが誤ってロボタックの風船を割るカメロック。しかしジシャックチェンジしたカメロックは高い防御力と動きを拘束するカメラズーカで、勝利を収めるのであった。

 バッジを収めるが、もう一つないとボックスを開けられないと知り、愕然とするカメロック。その頃ミミーナは罰ゲームで無人島サバイバル生活を強いられていた。

 6畳間ほどのサイズもなさそうな椰子の木一本だけの島に取り残され鮫に取り囲まれているというこの状況を笑いものにして見ている一同という絵面が、今の時代の感覚だと酷い(^^;

 カメロック曰く苦手だったので引き離してもらえてせいせいしているというのと、前回の描写からミミーナは基本的にはた迷惑なじゃじゃ馬なので痛い目を見てもいい薬という認識で進められているのでしょうが、今回ミミーナは特別に迷惑な行動を取ったシーンもほぼありませんし、少々バランス悪くなった感じ。