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轟轟戦隊ボウケンジャー 19・20話感想

轟轟戦隊ボウケンジャー』の感想。

19話

 出張中の牧野先生が帰還し、新装備のゴーゴーチェンジャー、そしてレスキュー用新ビークルが登場。前回ボイスが暁に持ちかけていたレッド退任の一件は、こちらへの移籍を持ちかけていたのだと判明。

 そして暁は、完成したゴーゴーチェンジャーを渡したい者がいると発言。大方の予想通りそれは、高丘映士!

 「高丘、ボウケンジャーになれ」

 「はあ?!」

 ボウケンジャーになって、お前だけの宝を見つけてみないか」

 怪しさ120%の勧誘だぞ、それは(笑)

 悪徳商法、もとい暁のヘッドハンティングを改めて断る高丘だが、そこに現れたのは死んだはずのガイとレイ、二人のアシュを率いる大神官ガジャ。ガジャの呪文に応じ、二人の体内から放たれる波動を受け、動きが鈍るボウケンジャー

 「誕生せよ、クエスター!」

 すると、二人の姿は黒い装甲に覆われたようなものに変貌。

 「怒りの鬼神、クエスターガイ!」

 「大いなる獣、クエスターレイ!」

 ふたりはプリキュア・クエスター

 「クエスターとは探索者、あらゆるプレシャスを手にする最強のチームだ」

 名乗り口上にデザイン、搭載された装備は主役戦隊の反転と、悪の戦隊イメージでしょうか。

 姿の変わった二人は高丘&ボウケンジャーを圧倒。そしてガジャの口から、やはりゴードムエンジン開発は以前のスケッチの暗記によるものだと判明。

 クエスターのチームコンセプトとか、ボウケンジャーへの対抗勢力を意識しながらもプレシャス探索を目的としており、ガジャ様は実は暁に一番近い冒険魂の持ち主なのではないかという疑惑(笑)

 高丘の錫杖はもはやアシュでなくなった二人に通じず、粉砕されてしまう。そしてその事に満足したクエスターは、ガジャのいうことを聞かずにあっさり退散。

 時給1円でこきつかえる従業員を二人ゲットしたつもりが(それは違う作品だ)、全然コントロールできず、焦るガジャ様(笑)

 錫杖を失った高丘を連れて帰るボウケンジャーだが、高丘に髪が白くなり牙を剥いて凶暴化するという異変が発生。取り押さえたボウケンジャーは、高丘の家の真実を探るべく調査開始。暁・蒼太・菜月の三人が高丘邸で見たのは、鏡の中から語りかけてくる映士(以下から、メンバーと合わせる&ややこしいので「映士」の方に表記変更)の母ケイの姿。

 ケイ役は『メガレンジャー』で今村みく/メガピンクを演じた東山麻美さんなのですが、髪型で顔がほとんど隠れているのでよくわからなかったところアップで見たら口元と目つきが確かにそうでやっと認識できる、というガジャ様と同じパターン(^^;

 「私は、ここから出ることができません。あなたたちにお願いするしかないのです。私は、もう……」

 映士がアシュになるのは血だけではないことを告げたケイは、涙滴型の結晶を残して消滅。

 ハラッパ型、じゃなかったクエスターがいうことを聞いてくれないで困っているガジャをよそに、またも暴れた映士を取り逃がすボウケンジャーだが、正面から現れた暁はゴーゴーチェンジャーを強引に腕に嵌めさせ、専用装備サガスナイパーを手渡す。

 「なんだこんなガラクタ!」

 「サージェスがお前の錫杖を分析して、同じ力をこのサガスナイパーに持たせた。これがあればお前はアシュになることはない」

 「……何?」

 「お前はアシュの血を引いているそうだな。だがお前は言った。アシュと戦うことが使命だと。だったら自分の中のアシュの血と、戦ってみせろ

 そして映士の目の前でサガスナイパーを突き立てる暁は、街で暴れるアシュ二人と戦うためボウケンジャーを率いて出動。やはりゴードムエンジンで動きが妨げられてしまい、さらにアシュの血を振り切れず暴走する映士が前に現れる。しかし暁は、映士の胸ぐらをつかみ、改めて使命について問いかける。

 「そうだ、お前の使命はアシュと戦うこと。お前はそう言った! アシュの血と戦ってみせろぉ!」

 それでもなお暁にサガスナイパーを向けようとする映士だが、寸でのところで思いとどまり、己を取り戻す。

 「好きでやってる」で暁を引き戻した映士に対して、改めて「使命」を突き詰めて映士を立ち上がらせようとする暁の流れに加え、暁が突き立てるのと同じ構図で暁に刃を向けて踏みとどまる映士、と映像も秀逸。

 「俺様は……高丘の! 高丘映士! アシュの監視者!」

 ゴーゴーチェンジャーを起動させた映士は、眩き冒険者・ボウケンシルバーに。メタルヒーローを思い起こさせる光沢入り銀色追加戦士ですが、デザインの傾向が初期メンバーと若干違うのは新開発の別チームを予定しているからなのと、パラレルエンジンの新型を組み込んでいるのでクエスターに対抗できると、細かいところの理由づけはばっちり。

 新戦士補正&武器販促でサガスナイパーを駆使し、クエスターは撤退。

 「ボウケンシルバーの、誕生か」

 「ふっ……だが、今でも不思議だ。これが俺様の錫杖と同じとは」

 「あれは嘘だよ」

 うおーい(笑)

 ……いやあまりにも分析→新装備に追加の手際とタイミングが良すぎたし、ケイが映士のアシュ化について血以外の原因を上げていた(それが何なのかはここのシーンまで濁されている)ことから、そんなことだろうとは思っていましたが(^^;

 アシュの血を目覚めさせるのは心の中の憎しみである、と続けてきたことで、18話で暁が征木の幻覚を乗り越えたことと対にしていくところまで含めて話はうまくできているのですが、一歩間違うと「気のせい」で済ませてしまったわけで、綱渡りすぎるぞ暁!

 改めて共に冒険をしようと勧誘する暁だが、映士はまだ何かを抱えた様子で去っていき、続く。

20話

 ゴードムエンジン対策として、前回のシルバーの戦果を参考に、全ビークルのバージョンアップを急ピッチで行っているがまだ一週間かかる、と追加戦士補正を馴染ませる理由づけを表明。現状唯一の対抗策であるシルバーの行方は知れないが、暁は必ず仲間になると確信。

 「チーフ、どうしてそんなに映ちゃんのこと気に入ったの?」

 「面白い奴だからさ」

 もうやだこの人(笑)

 ボウケンジャーのヒーロー性と、暁という一個人のこのどうしようもなさを両立させようとするのが本作の狙いなのでしょうけど、回を増すごとに危険人物度がえらいことに(^^; 暁の場合、本人の中では筋が通っているのがなおのことタチ悪い!

 (父さん……俺の中のアシュの力、また目覚めた。憎しみが俺を怪物に変える。けど……憎しみを消すことなんてできるか! 俺の中の血と、それを残した母親があなたを……父さんを殺したというのに!)

 映士が思い悩むそのころ、クエスターは前回ゴードムエンジンは二つではないと勝ち誇っていたガジャの作ったロボットガガドムを奪い、クエスターロボと名付けて駆り出していた(笑)

  クエスターロボはプレシャスのカミナリ砲を発掘して街を破壊しようと企み、それに対抗するボウケンジャーだが、やはりゴードムエンジンには手も足も出せず。後から現れる映士は、ガイから怪物化を抑えられると限らないことと父親を死なせたことを突かれ、変身できないまま崖から転落。

 ガイからすれば映士のアシュ化は同族になることなので、ここで「怪物化」と表現したのが引っかかってしまったのですが、映士を揺さぶるためあえてそういう表現なのか、それともクエスターになった今やただのアシュなど怪物同然なのか。

 カミナリ砲を発掘したクエスターロボを止めるためスーパーダイボウケンで挑むが、ゴードムエンジン三連結+ハザードレベル550プレシャスに無残に敗北。今回は敵が弱点積んでいるとはいえ、割と負けのインパクトが強いロボになっている気がします、ダイボウケン。

 ダイボウケンから脱出した菜月はただ独り歩き、映士を発見。その頃他のメンバーもビークル内で目を覚ましていた。

 「行くぞ!」

 「どうするつもりだ。ゴーゴービークルはもう、動かないんだぞ!」

 「あのマシンのそばでは、変身もできないはずです」

 「この状態で、プレシャスを回収できるとは……」

 「俺たちの任務は何だ? どんな状況でも俺たちの任務は、プレシャスの保護じゃないのか!」

 改めて、ここ数回の間で「やりたいことから逃げない一個人の明石暁」と「自分の使命たるプレシャスの保護(その先にある人の平和)を実現するため戦うボウケンレッド」を両立させる狙いを強調。

 そして菜月は、映士の過去の話を聞く。彼は父とともにアシュと戦う旅をしており、母のことは知らずに育ったが、ガイと父が戦ったときに母がアシュだったと知らされ、その時に怪物化。それを止めようとした父はその隙にガイに殺されてしまい、映士に錫杖が託された、という。

 ケイの口ぶりからも、おそらく真剣に互いに愛し合っていたのでしょうが、映士がアシュの血を継ぐことをひた隠しにしたまま旅を続け、ガイの言葉に耳を貸さないように忠告し、錫杖でアシュの力を封印させようとする件もサガスナイパーがある今や単なる暗示効果に思えてきて、……正直、父さんの方がすっごく胡散臭いのですが(^^;

 あとこの回想シーン、当時の映士少年の子役が流石に演技力ひどすぎて、それだけで気が抜けそうになります。高丘父を演じるのが『宇宙刑事シャリバン』『時空戦士スピルバン』でおなじみ渡洋史さん(声が無茶苦茶格好いい)なので、落差が激しいですし。

 過去の記憶を持たないが故に映士に共感する菜月は、ケイは非情なアシュではないことを伝え、結晶を手渡す。その頃他のボウケンジャーメンバーは残ったビークルを総動員してクエスターロボに立ち向かっていた。

 「映ちゃん、冒険ってなんだかわかる?」

 「あ?」

 「あのね、不可能と思う事に挑戦する事。だから、映ちゃんにとって、初めての仲間を作るって、冒険なんだよ!」

 冒険の何たるかを映士に伝えたのち、去っていく菜月。残された映士は結晶を捨てようとするが、その中に母の姿を見たことで思いとどまり、そして母の真意を知ると涙を流す。

 えーと……

 父をだまして自分を産み呪われた血を残したと憎む→言われるがまま、母の愛の証としてなんだかよくわからない結晶渡される→そこに母と思しき女性の姿が見えたとたん、急に全てを理解、納得→立ち直る

 の、映士の感情の流れはあんまりに急激すぎ、振り落とされてしまいました(^^;

 今回冒頭で映士はケイが語りかけた鏡を叩き切っていて、それとこの結晶が結びつくような描写が多少なりあれば、「母はずっと自分を見守っていた」と納得する映士にも理解できたのですが、話の流れを見ると映士の中でそこが結びついているように見えなくて、なんだか結晶の中の母親が思ったほど醜悪じゃなかったから許したみたいな印象にさえなってしまったのですけど。

 使命ではなく、彼らと冒険したいからアシュと戦うんだと振り切る映士は、ビークルが全滅して打つ手のない絶体絶命となったボウケンジャーの前に、新ビークルを率いて登場。

 ゴーゴーファイヤーを中心にポリス・エイダーが組み合わさる合体ですが、ジャッキアップのギミックは仰天(笑)

 「サイレンビルダー、合体完了!」

 そして名前がどうにも『カーレンジャー』の「サイレンダー」を思い出しますが、「ゴーゴーチェンジャー」とかも含め、過去戦隊を意図したネタなのか。

 ジャッキアップの姿勢変更などを駆使してカミナリ砲を落とし、クエスターロボを撃退&プレシャス回収に成功するサイレンビルダー

 「よろしく頼む、ボウケンシルバー、高丘映士」

 暁の胸を小突いた後に握手を交わした映士は、菜月に渡されたジャケットを着て、晴れてシルバーとしてボウケンジャーに加入するのであった。

 パーソナルカラーではありますが、銀のメインカラー+黒地&オレンジのラインと言う配色が、絶妙にダサい(笑)

 17話の映士登場から続けた追加戦士編ですが、途中で菜月の掘り下げ(腕輪関連と映士との対話)に暁のヒーローとしての決意も交え、さらにガジャ復活に新たな敵勢力登場と、濃密な展開。映士の立ち直りが強引に感じましたが、ケイと高丘父はまた拾われるでしょうか。