『Go!プリンセスプリキュア』19話の感想。
休みの日でも、雨ゆえに外で活動できないはるかたちノーブル学園生徒だが、そこで生徒会のせいらが寮内での宝探しを提案。寮母の白金が繰り出す問題を解いて、宝探しに励むはるかたちであった。
「たとえ自分では気づけなくても、鏡を見るたびに姿は変化している、ちょっとずつ変化しているんだ」というメッセージを全体にちりばめたエピソード。メッセージとしてはいかにも子供向けのありきたりなんですが、バイオリンやバレエなどこれまではるかが頑張ってきたことを拾い(答えとなる「鏡」も、バレエの練習用でした)、プリキュアになってからのきららやみなみの変化も拾い、トワイライト登場からのシャットの意識の変化(今回は三銃士としての使命ではなく、トワイライトの笑顔を取り戻すためプリキュアを倒すと宣言しました)も絡め、さらに見た目に大きく変化したけどそれでも大切なものは変わらず守ろうとするカナタの姿の対比(カナタがきちんと戦っていることを描写したのも、評価点)と、細かい仕事が秀逸。
キャラ描写の積み重ねが非常に丁寧、という本作の長所をしっかり生かした、綺麗な日常エピソードでした。
また、それと同時にシャムールがカナタにバイオリンを教えていたこと、それとカナタの妹の存在を示唆。そういえばトワイライト登場回でも、バイオリンを教わりたいというはるかについて怪訝な顔をしていたし、やはりトワイライトの正体はそういうことなんでしょうか。
そして、一人さまようトワイライトは、もう一つのプリンセスパフュームを発見する。ブラックキーとこれさえあれば、プリキュアに勝てると笑うトワイライト……。
次回、ホープキングダムに向かうはるか!そしてカナタと再会!
……えー、前回も思ったんですが、なんで2クールで話が終わりそうな勢いで進んでるんですか本作。