ニコニコ動画で配信された『超力戦隊オーレンジャー』の感想。
夏だ!海だ!
と浮かれる昌平と裕司に対して、
あの島まで遠泳だ!!
と言う隊長の安定感になんだかほっとします(笑)
一方、バラノイア帝国では人間のグラビア雑誌を読んでニヤニヤする皇帝とブルドント。
人間の女性を「嫁にしたい」とかそういうこと考えることもあるのかバラノイア。
……あ、これはアレか、二次元の女性に「俺の嫁」と叫ぶアレと同じ(ry
が、ヒステリアに見つかり、お怒りを買う男ども。
「ブルドント、よくお聞き。人間は中身が空っぽだからこそ、外側を飾って自分をごまかす。ただそれだけのこと!」
皇妃様、あなたも服着てますよ(笑)
K「え?ロボットが服着てたらおかしいの?」
JP「私が何か?」
洋服で自分たちの弱みを隠そうとするその習性を利用してやると憤る皇妃。
ひとしきり泳いだオーレンジャーはシャワー室へ。そこに迫るマシン獣バラクローズ!男子の服に光線「メタリックウェーブ」を浴びせ、女子シャワー室に向かうが桃と樹里に見つかってしまう。
「女の子の着替えを覗くなんてマシン獣の風上にもおけないわ!」
「ふん、うぬぼれるな!俺はもっとグラマーちゃんが好みなのよ!」
おい(笑)
変態っぽい笑いを上げつつ水着女子と殴り合うバラクローズ。投げ飛ばされた桃を男子三名が庇うが、不吉な笑みを浮かべる三人……と、三人の服が鎧となり、桃を締め上げる!桃もまた、メタリックウェーブを食らってしまう。
メタリックウエーブを浴びた服は金属となり、それを着ている者はバラクローズの奴隷となる。一人残された樹里に襲い掛かる4人。パワーブレスを奪われながらも、逃げ出す樹里。
森の中で、水着の上から重武装の樹里。
……誰の趣味だ(笑)
そこに襲い掛かる昌平とバーロ兵。昌平の拘束を回避してバーロ兵にアサルトライフル連射!
こーいう企画の大人向けビデオが一個や二個あってもおかしく(以下規制
昌平を昏倒させた後、襲い掛かる裕司をロープで吊り上げ、みぞおちにキック!
と、そこで唐突に怪我をした少年。
怪しさ満点ですが両親が怪物に襲われたという少年を助け、さらに桃と対決する樹里。その様を眺める皇帝たち。
「オーレンジャーはほんの手始め。全ての人間の服を金属に変え、操り人形に仕立ててやるわ」
……あれ?こんなネタっぽい作戦なのに、意外といい線行ってる…?いやさすがに、バラクローズ一人で全人類の服を、とはいかないと思いますが。
そして樹里、桃に容赦なく手榴弾を投げる。
謝罪はしましたが、殺す気か?!
水を飲んで休憩する樹里、そこを狙おうとするバラクローズだが、子供が邪魔で攻撃せず。そこで吾郎が襲い掛かる!
吾郎により、水着の腹の部分を斬られる樹里!子供を背負いながら逃げ、崖に追い詰められたところで、実は子供もメタリックウェーブを浴びていたことが判明。まあ予想はついてましたが、道理で射線に立った時に攻撃しなかったわけで。
そして吾郎とバラクローズにまたも手榴弾を投げつけ、自分は海に落ちて逃げる樹里。
「正義のため、地球のため。ちょっとお借りします」
言い訳しつつ、シャワー中の女性の服を奪う(笑)
そこに襲い掛かってきた吾郎の攻撃を受け、ついに捕まる樹里。
作戦内容がネタ臭い上に操られているとはいえ、普段はヒーロー仲間の4人にいたぶられる、というのは結構きつい展開。
そこにメタリックウェーブを食らうが、上に着たシャワー中の女性の服を脱ぎ捨て、回避。かと思いきやもう一発食らい、それを脱げば丸裸だぞ、と脅したところで、脱ぎ捨てる!!
水着の下に、もう一着ビキニタイプの水着。
流れ出すサザンオールスターズ『勝手にシンドバット』。
「おのれえ~ナァーイスバディ~!!」
……今回のスタッフ、酒でも飲みながら収録と編集したんでしょうか(笑)
これを脚本として書き上げた井上敏樹もいろいろおかしいけどすごい。
その隙を突いてメタリックウェーブの源である触覚を折る樹里。オーレンジャーは解放され、元の姿に。
『勝手にシンドバット』をBGMに変身する戦隊は、多分今後とも現れないと思います(笑)
そしてこんなエピソードなのに新必殺技を披露。
当時の子供たち、どう思って見てたんだろう、これ。いや自分も当時の子供なんですが、全然記憶にないので(^^;
巨大化したバラクローズには、レッドパンチャーのガトリングに樹里のモグバルカン、そして販促バスターオーレンジャーロボでKO。
「あーあ、ほんと今回はひどい目に遭った!みんな、水着の乙女に何をしたかわかってるの?!」
平謝りのみんなを許す樹里、吾郎ははじめから休暇をやり直そうと提言して、全員再び海へ繰り出す。
……多分、参謀長は基地で一人カラオケとかやってます。
放映時期(本放送は8月4日)を考えると、多分夏休みの視聴者減少を見込んだ特にメインストーリーに影響しないギャグ回ってことなのだと思いますが、色々ひどかった(笑)こんな頭おかしいシナリオ書いた井上敏樹も、それを映像にした辻野正人監督も、色々弾けてるなあ。
次回は浴衣の桃と下町情緒。