宇宙刑事シャイダー第35話感想
戦士シャイダー、それはバード星からやってきてフーマの植民地ムー帝国を滅ぼした正義の使者。銀河連邦警察はムー帝国の時代には存在せず、そのシャイダーの正義の志を受け継いで結成されたのだ! と長官が説明。
そして、戦士シャイダーが実在したこと、地球にやってきたことは確実だが、帰還した情報がないため、地球にそのまま住み着いたと考える長官。沢村大はもしやその末裔では? と考えるアニー。
「断言はできないがね。でも私には願いがあった。君にシャイダーと名付けるとき、私は無敵の戦士シャイダーにあやかったつもりだ」
長官、戦士シャイダーのことを知っていたのかいなかったのか、どっちだ。
叩けばいくらでも隠している情報が出てきそうなんですが(^^;
自らのルーツが気になり、自宅の跡地に向かう大。
(そういえばあの時、フーマは俺のことを待ち受けていた! 何故俺の家まで調べてあったのか……ずっと俺のことを、マークしていたのか?!)
まさか、第一話が拾われるとは思いませんでした(笑)
しかし、ポーが戦士シャイダーとムー帝国の真実を知ったのは前回のことですし、マークしてたならこれまでの適当な作戦がなんだったのか、って話に。
大ちゃん、多分100%思い過ごしです(笑)
そんなことを考える大は、幼少期に死んだはずの父・大二郎にうり二つの人間を発見。さらに小次郎が持ってきた雑誌にもその姿を発見し、調べることに。
アニーから注意するように促されながらも、父との再会を果たす大だが、それは不思議獣ダリダリの変装だった。バリアで焼結を封じられた大は、ポーから恨みの毒矢を向けられる!
フーマが大の旧友から入手した写真を用いて大二郎の偽物戦術に出たりと用意周到に展開し、大とアニーの会話や回想でくどくならない程度に大二郎の存在を補強したりと一つの話でうまく纏めていますが、大が父の死を知ったのは「祖母から聞いた」の部分だけで、その肝心の祖母も出てこないので微妙に重みを持たせられなかった感じに。
この展開をやるうえで、沢村家についての描写不足が響いてきました。1話で実家を吹き飛ばしたのはやっぱりマイナスが大きすぎ。
肝心のバリアはアニーがバビロスで吹き飛ばし、それによって焼結できたシャイダーはいつも通りダリダリをブルーフラッシュ。
とりあえず大は戦士シャイダーの末裔かもしれない、ということで話の軸になるようですが、今後どれだけ押し出されるのかなあ。
次回、ユメコンってなんだ。