開幕からフーマの工場を破壊するシャイダーたちだが、ワゴン車に逃げられてしまう。フーマは不思議獣コンコンが作り出すユメコンを世間に売り込んでいく。ユメコンは入力すればどんなものでも作り出し、自宅で仕事や勉強ができ、現金も200年ローンで年利0.1%で貸し出してくれるという、夢の装置。フーマの目的はこれによって人類を怠惰にすることであった!
見どころは、不法侵入の上に堂々ユメコンをぶち壊す沢村大。
他に面白かったのは、コンコンがユメコンで「シャイダーほしい」と入力することで偽シャイダーをぶつける作戦ですが、偽シャイダーが本物と同じ戦術を使うわけでも圧倒的に強いわけでもなく、操っているコンコンを撃てばあっさり消滅というもので、無駄ににせヒーローネタを消費してしまった感が(笑)
最終的に「機械の虜になるな!」と啓発的なメッセージを示すエピソードで、今の時代にも通じるところを感じますが、シャイダー自身は結局のところ力で不思議獣を撃破するだけのヒーローなので、いったん怠惰に陥った人々がタダでは済まないよなあ……と引っかかってしまいました(^^;
『シャイダー』は風刺的なエピソードを盛り込んでくるのはいいんですが、振るだけ振っておいてろくに解決策出さず投げっぱなしパターンが多い(いじめとか、百点源太とか)ので、素直に評価しにくいです。
次回、シャイダーは地球人に引き金を引けるのか。