『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の感想。
もう残り話数も一ケタなのに、なんだろうこの停滞感……
前回の敗北から思い詰める霞は頑張ろうと次々と発明。
前回散々忍びの極意(恐れるべからず、悩むべからず、侮るべからず)を強調しておきながら「スランプとか萬月とか禁句」と天晴を押しとどめて解決への道を意図的に遠回りさせているのがあまりにも不自然すぎてどう考えればいいのかわかりません。
どうして前回の今回でそういうポイントが固まっていないのか。
スランプと言おうとした天晴を荒々しい口調で諌める風花とかもう別人すぎて、これを中盤にやっていたならともかく最終決戦直前の展開として見たら寒いだけでしかないです。
何かの伏線と思われたキンジも、けじめのために自分一人で九衛門倒そうとしていたという話で、それを霞の問題解決に合わせる形であっさり白状、と相変わらず伏線とか説明の入れ方が投げやりすぎる本作。
九衛門の「自分のおかげで窮地を脱出できた」という発言に同意しちゃうキンジも、弱いのはもはや心ではなくて頭の方では。
サンタクロースのプレゼントで金運を呼ぶ指輪をはめた人が貧相になっていくが、話すと金運が逃げるということで話してくれない市民たち。霞の作ったウソ発見器を八雲が魔法で自白強要装置に強化し、サンタクロースの正体・妖怪ビンボウガミを発見して戦うニンニンジャー。
ビンボウガミによって分離させられたのでオトモ忍者一斉登場で豪華に行くぞ! と3対1とか眼じゃないレベルの数の暴力によりKO。だが自白強要装置を萬月に奪われてしまい、さらに悔しがる霞。萬月はそれを九衛門に使うことで、彼の正体を聞き出そうとするが、九衛門は「僕は、牙鬼……」と言ったところで装置を壊し、逃げてしまった。
ずっと引っ張られる九衛門の正体がちょっとほのめかされましたが、彼も幻月の息子か、あるいは幻月本人なのか。
……どっかで見たようなと思ったら、まさかのブレドラン(『天装戦隊ゴセイジャー』)パターン?!
次回、萬月とニンジャ総力戦?