『ザ・カゲスター』の感想。
11話
ここまで徹頭徹尾わけのわからんものが来るとは思いませんでした(^^;
すごかった。
ニホンオオカミの生き残りを発見した犬神博士。その助手である武見はそのオオカミに超音波拡声器を取りつけ、その鳴き声を破壊音波に変えて町の人々を襲い、次々と強盗を働いていく。
鈴子の腕輪から犬神博士を知って研究所に来た影夫たちを、追い返すだけならまだしもわざわざ変身して敷地内で襲うオオカミ男で、いきなりがっくり。
また、本作1クール近く見ておいて今更な話ですが、悪役が毎度違う人間で超常的な怪人や組織でない以上、毎度戦闘員として覆面を用意するのはかなり無理があり、今回の設定も考えるとその難点が余計際立ちます。
で、そんな目に会っておきながら犬神研究所には何も疑いを持たず、その後タケシと共にオオカミにおびえて吼える犬を連れてきてから怪しみ始めるって、この人たちはまさか影が出たときの無気力状態が続きすぎたせいで脳に深刻なダメージが残ってしまったのでしょうか(^^;
武見の目的は単純に強盗なのですが、博士の会話で「博士の研究に資金が必要だった」と理由づけたように見せかけて世界中の財宝を求めたり、博士に何か他に自分に必要な研究させるのでなく通常通りの研究をさせ続けたり、いったい何が本当の目的でどうしたいのか、ちぐはぐ。
しかも、強盗に向かった先では警備員相手に普通に戦闘員が拳銃装備で発砲しているため、力の存在意義が消え失せるという本末転倒。
学会を見返してやるんだ、と典型的マッドサイエンティストのセリフを言うのに常識的な博士、おそらく戦闘員のものであろう拳銃を向けるが、撃つことができず武見とのもみ合いでニホンオオカミを射殺してしまう。
その後、さらっと博士を射殺。
台詞からして「カッとなってやった」感満載で、本当博士をどうしたいのか。
そして、その後武見はオオカミから拡声器を外して、飲み込むことでオオカミマンに。
果てしなく意味不明。
あー……この後は結局現れたカゲスターに影呼び出しで翻弄された挙句投げられて逮捕、なのですが、既に傷が深すぎて何やってるのか覚えてません(^^;
12話
植物学研究所の三津野博士の孫・真由美を誘拐する豹女。その目的は愛犬を交通事故で失ったことから考えた環境テロ計画で、そのために博士が秘密裏に開発していた、あらゆる植物を巨大成長させる細菌ガスを欲していたのだ!
博士はいったい、どういう意図でそんなものを秘密裏に作ったのか。
効果を抑えれば普通の成長促進剤になるのかもしれませんが、隠れて作っているとやましいことがあるように見えてなりません(^^;
影夫たちの奮闘虚しく博士も結局誘拐されるが、豹女が間抜けにもコインロッカーのカギを落としたことで、基地を発見した影夫たちはこれを打ち砕き、細菌ガスもばら撒かれる前に阻止。
単発で見てどうということない話ですが、何分前回が前回なのでこちらの感情の起伏も乏しくなっております(^^;