『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の感想。
前回のダメージをまだ引きずっており、正直どうでもよくなってますが視聴。
伊丹の身勝手な行動に対して停職処分が与えられるも、これまでの功績から様々な称号や報酬を与えられた上に、資源調査名目で事実上自由行動可能と言う、トータルでは丸儲け状態に。
伊丹の「趣味を優先したいので仕事はほどほどに」設定が一番生きるであろう炎龍編がすごい雑にすっ飛ばされたこともあり、単に伊丹が好き勝手やっても優遇されている、そういう組織の力があるのが自衛隊という感じになってしまい、自衛隊に対するネガキャンにまでなってきてる気配まで漂うこの頃。
伊丹は停職が解かれると、導師号を狙うレレイと共に行動。学問の町ロンデルにはレレイに嫉妬する姉アルペジオがいた、というところで伊丹パート終了。
こういう世界観の設定、原作の順番に従う部分もあるのでしょうけどむしろ1期で明確に示してその上で話を転がしてほしいなあと思うところはありますし、正直、今更特地の世界観を横に広げてもこのアニメの構成考える限り収拾つかなくなりそうとしか思えず、素直に楽しめません。
レレイについても、今回色々かわいげのある表情見せたり彼女の家族とか見せたりしてきますが、炎龍編の雑処理の結果、今の私の中のレレイの印象は本気で殺しの快楽に目覚めている上、それを学術研究や好奇心や村の仇でごまかしている最低の狂人であり、そこにフォローが何もないまま話が進んでも素直にかわいらしさを感じられず、とにかく困るばかりです。
つくづく、残念。
帝都パート、講和に向けた式典でモルト皇帝は炎龍の首を見て、その撃破に力を尽くした伊丹率いる面々、特にレレイに興味を示す。しかし乾杯したその酒の中に毒が盛られており、皇帝は倒れるのであった。
帝都側のキナ臭さが進む中で、ゾルザルの間抜けさ・頭の悪さがやたら押し出されますが、セリフに対して選ぶシーンがあまりに露悪的過ぎて、笑いを押し付けているように感じられ、こっちもまた困る展開。
部下を労うのも、本気で労っているのか、策のつもりで労っているのだけどバカだから逆効果と気づいていないのか、さっぱりわかりませんし。
伊丹が完全に帝都側と分断されていることもあって、今後しばらくこういう別々に描く展開が続きそうですが、説明的で情報量多い割にテンポも悪く、見ていて辛くなっていきそう。