『ザ・カゲスター』の感想。
21話
狂暴な性格の問題で重量挙げ日本代表に選ばれなかった男を、ゴリラ怪人ゴリオリバーに改造したドクターサタンの計画は、
狂暴な人間をゴリラ人間に変化させ、ダムを破壊すること。
何から突っ込めばいいかわかりませんが、親のいうことを聞かない子供を一人ゴリラ人間に。子供でもパトカー押し返せる力を出せるのでそれなりに有効な人材のようですが、カゲスターに見つかって基地に舞い戻ると「ワシはダムを破壊しろゆーとるのに何チンタラやっとるんじゃコルァ!」という、ドクターサタンのお叱りの言葉が待ち受けていた!
ゴリオリバーの頭脳にも問題アリですが、サタン様、作戦の選定基準に「面白いか」は外すべきだと思います。
屈強な工事現場作業員とかをゴリラ人間に変えたゴリオリバーは、ゴリラ人間を連れて巨大なツルハシやらハンマーやら持たせて、奥多摩ダムを破壊。
カゲスター、悪の作戦を思いっきり成功させてしまったのですが、全くフォローされません。
次に狙うダムは守り抜くのですが、ゴリオリバー倒して元に戻るゴリラ人間はまあお約束としても、冒頭で選手の行方気にしておきながらやっぱりゴリオリバーは抹殺ですし、脚本書いてる石森さんはこれで納得しているんでしょうか(^^;
22話
キノコから不老長寿の薬を完成させたと言い張る宮下博士、自ら飲んで効能を試すという無茶な展開からキノコ人間になり、サタンに忠誠を誓うように。
サタンがどこまで関与しているのか不明なので、市井の科学者が偶然怪人になったから利用しよう、みたいに見えるのですが、やはり人材不足の深刻さが見えてきます(笑)
山代温泉に植物研究に来たタケシと鈴子達は、宮下博士に無理矢理キノコを食わされそうになり、怪人キノコンガーの姿を見せた博士でサタンの仕業とかぎつける。
その後も普通に遊びつつ、救援の影夫と屯田警部らを呼んで待つが、キノコンガーに寄ってタケシと千秋はキノコにされてしまう!
……キノコンガーのやりたいことが、今一つわからん(^^;
その後カゲスター到着で戦いながら移動(道中、警部もキノコに)、キノコンガーは母の回復祈願をする女性をさらって人質にするが、カゲスターは基本お構いなし。
さらに砂浜で、新たな怪人カニバブラー出現で、つづく。
前後編なのですが、キノコンガーの作戦が不明瞭なことから始まり人質登場からのグダグダ、唐突過ぎる怪人とで驚くほど盛り上がりません。遠方ロケの予算を節約するために、無理矢理前後編に引き延ばしたような。