『仮面ライダーストロンガー』の感想。
25話
新たな幹部・デッドライオン登場……なんですが、辻村真人さん(初代のかまきり男などの人)の声ってだけで、ちっとも「幹部」っぽく感じません(^^; 声だけだとアルマジロンの池水通洋さんとか、シャドウの柴田秀勝さんの方が明らかに強そうだし!
まあ、声に限らずこのペンダントこそ大首領に最も信頼された者の証だとシャドウに見せびらかす小者っぷりですが。
奇械人アルマジロンと行動するデッドライオンは藤兵衛とユリ子を捕まえ、それを囮に茂を誘い出す。
茂、もういつものことなので二人が捕まったのを好機とさえ考えているのですが、愚直に招待されたイベントに参加しているだけで普通にとっつかまる(^^;
茂は電気を吸収する椅子に捕まって絶体絶命、とここ数回ピンチが強調されるようになっているものの、基本は電気無効or吸収だけというパターンのため、作り手側もどうやってピンチにするかを考えるのが大変そうです。
そして、どうやって切り抜けさせるかを考えるのも大変だ!
何故か置かれている花瓶を倒し、漏電させて脱出
以前、茂の前で水を垂らしたらそれをきっかけに回復されて変身されるという理不尽展開があったのですが、あの時の失態をタイタンはきちんと記録して残しておくべきだったのでは(笑)
脱出したストロンガーと戦うデッドライオンはペンダントを奪われ、そのペンダントからの非常招集通信を聞いて撤退。ストロンガーはアルマジロンを倒すのであった。
26話
えー、ブラックサタン壊滅、なのですが……なんだろうこれ。
特にBパート、デッドライオン追いかけて基地に入ったあたりから何が起こったのかまるで意味が分かりません。
「あのペンダントには、ブラックサタンの最高機密が入っている。一刻も早く取り返さぬと、ブラックサタンが危ない!」
最後の部分の言い回しが面白い、というのはさておいてそんなもんペンダント型で持たすな(笑)
ペンダントを回収しようと動くデッドライオンの腕を描き、今回唯一と言える見どころはそこから謎のかっこつけポーズで登場するシャドウ。
あのペンダントにブラックサタンの秘密がある、と聞いたあとにデッドライオンと戦いながらアジトに、という具合に動いていくのですが、デッドライオンが基地に誘い込みたいのか偶然こう動いてしまったのかよくわからない展開になっており、その後基地内でバリア→何故か変身解除→電タッチで機械を攻撃しようと何故か変身済みで行動→失敗してペンダントを使おうと考える(変身解除)、など、映像面でも何が起きているのやらさっぱり。
「光っている、特殊な光線だ……そうか、もしかすると! だが、この放射線に俺の体が耐えられるかどうか……」
何の話だ。
何故か屋外に飛び出しデッドライオンと戦闘、撃退して逃げる腕を追いかけまた洞窟に……と場面転換して妙な尺稼ぎ戦闘みたいなのがダラダラ続いていきます。
洞窟の奥で機械のある部屋にたどり着き大首領の幻影を見たストロンガーはペンダントを投げる。するとサタン虫が出現、それこそ大首領の正体!
その後背後から現れる大首領の格好が間抜けすぎてズッコケ。
なんだろうこの格好、寝袋?
戦闘開始だがアジトから逃げて火山に来た大首領。
「そうか、そうだったのか! やつらがもうここまで乗り込んできていたとは……」
何の話だ。
今回、後半のセリフほぼ全部に「何の話だ」としか言いようがないのですが、いったいどういう脚本だったんだ(^^;
大首領はその後直接対決するが、なぎ倒されてから腹にパンチ→電キックで爆死するという尋常じゃない弱さ。
大首領も傀儡に過ぎない、としてしまっても納得できないレベルで杜撰すぎて、もはや笑いさえ浮かんできません。
ブラックサタンが倒れて平穏を取り戻したかに見えるが、茂は大首領の様子から新たな戦いの予感を感じ取り、一方そのころシャドウが新たな軍勢を率いていた……。