『ザ・カゲスター』の感想。
27話
チンドン屋に紛れて毒ガス噴出するチラシを配って混乱させようぜ! という何から突っ込めばいいのかわからない作戦。
トンボギラーによって続けられる作戦だが、チンドン屋一家がそのために命を狙われることになり、カゲスターは彼らを守るため戦うことに。
その結果、この毒ガスを受けて徐々に骨から壊死して死んでいくのだ! というダメージを負うカゲスター……相変わらず、毒への耐性はない(笑)
カゲスターは確か一応、光が弱点とされていたのですが、真の弱点は毒攻撃に対して一切の免疫を持っていないことだと思います!
ベルスターに回収されたカゲスターは、大量の電極をぶっ刺される。自分たちが復活した時の応用で高圧電流をかければ、きっと再生する! と強引もいいとこだった第1話の設定が拾われる、珍しい展開に。
その後は子供たちを襲ってベルスターをおびき寄せようとするトンボギラーに、カゲスターが対決。子供たちもガスで動きが固まってしまうのだが、カゲスターには秘策があった。
「俺の力を見せてやる! 金縛り破り・超高圧電流!」
ちょっと待て。
高圧電流で治ったのはあくまでカゲスターが高圧電流で生まれたから、なのであって、それに解毒作用はないはずですが(^^; ていうかうまくいったら子供たち全員、影分身が可能になったりするのか?!
その後は空を飛んで逃げるトンボギラーにカゲスターが生身で空を飛んで追いかけたり、カゲロベエで追撃してもガスにやられたのでこれまた高圧電流で復活させたりと、全体的に設定もテンポもぐだぐだ。
28話
まず素朴な疑問ですが、ナメクジに毒ってあるの?
ナメクジーガーの使う毒で、影夫の同級生で草野球のコーチをしている坂田が操られる。時間と共に腕の紋章が増え、三つになったところでナメクジーガーの奴隷となるのだ!
ということで操った坂田へ「影夫と鈴子をおびき寄せろ」と命令するナメクジーガーだが、命令を受けた坂田はバットで店に殴り込み。
その後搬送された病院での検査では脳波フラットだし、明らかに知能が低下するという欠陥があるように見えるのですが、成功だと喜ぶサタン様(^^;
坂田は子供たちをおびき寄せ同じように仲間にしようとするが、鈴子が身代わりに毒を受けて、操られてしまう。ナメクジーガーは操ったベルスターをカゲスターと戦わせる作戦に出る!
またベルスター洗脳パターンですか、と思ったのですが、マントを翻すと戦闘員の服を着ているベルスター、というのはちょっとインパクト強い絵面。
戦いが続く中で、タケシは一人アジトに侵入し、火薬を撒いて導火線にしてから爆破。
アジトを放置するわけにはいかないという考えもあるのでしょうが、正直全くなくても話が成立してしまうシーンのため、何故にこの展開にしようとしたのか。
そしてナメクジーガーの触角で操られていることが、もぎ取ったら解けましたという形で偶然判明。さらに弱点の塩がある海辺へ追いやって、撃破するカゲスターであった。
ナメクジーガーの弱点設定を使うためだけに無闇な移動を挟むことになっていて、途中のアジト爆破も含めてもうちょいなんとかならなかったのかと(^^;