『5年3組魔法組』の感想。
25話
ガンモ主役回がやけに続く気がするのですが、強化月間か何かなのか。
ベルバラのいたずらに反抗したガンモは、そのことでベルバラから恨まれる。ベルバラは配達中のガンモの父に洗濯屋の荷物を押し付けることで、彼に窃盗の疑いをかけさせることに。ガンモの父は信頼されており警察も深く疑わずにいるが、洗濯屋がこの事件を言いふらしたことで店の信用が落ちることに。
ガンモは父がそんなことするはずがないと信じ続けるということで、ずっとそこの問題に終始するのですが、洗濯屋はどう考えても偽計業務妨害または信用毀損罪で、そっちが引っかかってしまいます(^^;
狙いとしては父を信じるガンモと、現状を心配するショースケがガンモを待ち続けることとを合わせて、人への信頼の大切さをテーマとしているのでしょうが、ガンモからショースケたちを信用しない理由が特別存在しないため、もう一つ噛み合わず。
最終的に、ハテナマンたちの超推理からベルバラが犯人だと考えた一行は、ベルバラに変身したガンモが泥棒を働いてその罪をベルバラにかぶせ、ガンモ父の疑惑もそこにまとめてかぶせてしまう(実際、主犯はベルバラなんですが)という凄まじいお仕置きを展開。
警官2人を脇に携え仁王立ちのショースケは、無駄に格好いい(笑)
26話
学級新聞編集長に推薦されたショースケは、ニュースを探すことに。ショースケの父も張り切り、それにいたずらしてニュースを作ろうとするベルバラ。
前半部、ニュースのアイディアを考える魔法組とベルバラのいたずらでほとんど埋められてしまうので、話が動くのは実質後半だけ(^^;
ニュースのアイディアに、貧しい給食への意見を載せることを考えて、ミコとショースケが好きな献立を次々並べて空想で腹を壊して怒られる、というのはちょっと面白かったですが。
電車内で偶然ベルバラに遭遇したショースケは、ズボンのお尻が破れて立ち上がれなくなってしまい、優先席なのにお年寄りに席を譲ることができず説教されることに。後日、その老人が校医として来たが、ショースケの顔を見て校医を辞職しようと考えだす。それを阻止するため、マンガンキーで同じ状況を作り出したショースケだが、より大変そうなおばあさんに席を譲ったことで、かえって感心され校医になってもらうことに成功、新聞記事にもすることができた。
まるっきりあらすじになってしまいましたが、今回特別に流れ自体は面白くありません(^^;
で、今回最大の問題点は、このマンガンキー使用のしっぺ返しを、マンガンキーで回避することが可能と設定されてしまったこと。
ベルバラが非常にややこしく考えた末に投げだしていますが、これが通ってしまうとマンガンキーの使用には実質的に制限が無くなってしまうので、いかにマンガンキーを使わず対処するかという作劇が今後成り立たなくなってしまいました。
いくら話ごとの結びつきが弱いにしても、まずい設定になったと思います。
例えば「まったく同じ願いは通用しない」という設定があるなら別なのですが、この辺フォローされるかなあ。