『5年3組魔法組』の感想。
27話
子猫を連れて帰ったことで怒られたルリコは、ママなんか大嫌いと飛び出してしまう。子猫の母を探すため、ユタカとともに魔法アイテムを使って街中を探索するルリコ。
最終的に子猫の母は見つかり、警察からの連絡でルリコを探していた母を見てルリコが母の愛情を知り和解する、とまとまるのですが、基本的に行方不明の子猫の方を探す流れなので、ピントが合わない感じに。
それもルリコのわがままで話が進んでいる&迷惑をかけているのを別にルリコが反省するわけでもなく、魔法アイテムの使用を咎められるのはユタカだけだったり、バンノーダーで子猫を呼び寄せるのを母と再会してるかもしれないから却下とルリコ&ユタカを極端に頭悪くして都合よく動かしていたり(当然、母猫も引き寄せればいいというだけの話)と、全体的に首を傾げる内容。
特に後半、場面の切り替えが激しかったのも悪く、話の内容から振り落とされてしまいました(^^;
またベルバラの扱いも、本当にささいないたずらを本筋と関係ないところで繰り出すぐらいで、あまり話に絡まず。
28話
濡れたメンコを乾かすのにライターの火であぶるのはないだろう(^^;
昔懐かしい貸本屋だが、大家が家賃値上げを迫るため、子供たちのために値段を上げることはできないと閉店を決意。魔法組は八方手を尽くして貸本屋を守ろうとする。
貸し出された漫画『白虎頭巾』を「1ページに5人も人が死ぬから悪書」と断定するハテナマンの母と、昔好きだったからと興奮する父と、親の対応の違いが面白い(笑)
チクワが地方議員の父に相談したところ、署名活動をすることになった魔法組だが、大人の事情を持ち出し閉店の決意を変えない貸本屋のおばあさんに不信感を抱く。同じような両親にも不信感を抱くハテナマンだが、漫画の白虎頭巾に聞いてみて母も貸本屋のために話を聞いていたと知る。
表面上の大人への不信感と真意を知ることで和解、は前回と同じ流れですが、今回はあっさり気味なものの魔法アイテムを絡めつつうまくまとめました。
……そこから解決する方法が魔法組が白虎仮面に変装して大家を襲撃するなのは、どうしてそうなった(^^;
なお大家さんは東映特撮で数々の悪役を演じ、本作では以前に質屋の主人も演じた潮健児さんで、魔法組白虎に杖で対抗しようとするのが無駄に格好いい(笑)
最終的に契約書は切り捨てられ、貸本屋は子供たちの説得で値上げをして続けることに決まってめでたしめでたし……でいいのだろうか、この話。