『激走戦隊カーレンジャー』の感想。
パチンコ屋から景品抱えて出てくるVRVマスターという絵面は笑わざるを得ない(笑)
りんどう湖で会った恵美ちゃんと共に国際学習図書見本市へ向かう市太郎だが、リッチリッチハイカー教授はボーゾックの変革のため、学習教材を求めて見本市を狙っていた! 現れたブレーキングに対しRVロボなしのカーレンジャーだが、それでも戦わねばならないと奮い立つ。
「勝てなくても……たとえ負けるとわかっていても……戦いを挑むのが本当の勇気、本当の正義ってもんだろ? そして、それができるのは、俺たちカーレンジャーしかいない。みんな、そう思わないか?」
と、ヒーローらしく決めつつも危なっかしい台詞を放つ恭介に同調する一同だが
「勝手に思え」
一発で切り捨てられる(笑)
VRVマスターは東京ドーム地下に隠したVRVマシンをカーレンジャーに与え、戦いに向かうよう促すが、カーレンジャーはVRVマスターを怪しみ乗ろうとしない。
ダップ曰く「優しく接してくる宇宙人はボーゾックかもしれないので話に乗るな」と注意されていたらしく、それに従って安易に提案に乗らないのはわかるのですが、なんだその小学生の不審者対策みたいなの(^^;
というかそもそも、ダップ自身が今のペガサス5人組をだましてカーレンジャーに仕立て上げたのですが。
「VRVマスター! 俺たちカーレンジャーは、ダップの言葉に従う! わけもわからず、いきなり消防車に乗れって言われたって無理な話だ」
そこは違うと思うのだけど(笑)
しかし、マスターがパチンコの景品であるドロップを渡すと、再びダップの言葉を思い出す一同。
「ドロップ好きの宇宙人は信用してもいいだっぷ。地球のドロップは、ハザード星の匂いがするだっぷ~」
「VRVマスター! 俺たちカーレンジャーは、ダップの言葉に従う!」
酷い(笑)
いやまあ、勢いで笑ってしまったのですが、冷静に考えるとダップもシグナルマンもいない状況でどうやって戦うのかって問題のはずなのに、結局ダップの言葉に従って戦っているあたりは、笑ってはいけないような気も(^^;
VRVマシンで出動するカーレンジャーだが、そのころ見本市のビルでは市太郎と恵美だけが取り残されたまま、ビルごと本を持っていこうとするブレーキングによりピンチだった。
「え、恵美ちゃん、大丈夫! 何があっても、ぼ、ぼくは、君を守る!」
そしてキスしようとする市太郎。
「やめてー! やめてー!」
「いいじゃないですか! いいじゃないですか!」
最低すぎる(笑)
すっごく浦沢さんらしいやり取りだと思いつつ、とにかくピンチの市太郎たち、そして恵美。
VRVマシンはそれぞれの特性をうまく生かし、麻酔で動けなくなったブレーキングをガスタンクの爆発で宇宙まで吹き飛ばすことに成功。かくして恵美と市太郎と町は守られ、VRVマスターからもらったコーヒー牛乳を飲んで新たな決意をするカーレンジャーであった。
正直、話としても劇中の会話の内容も最低のシロモノなのですが、もうなんか、最低すぎて却って面白くなってしまっているという凄まじい内容(笑) よくこれを、スーパー戦隊の新メカ登場展開として製作できたなあ(^^;
話がアレな一方、ブレーキングが繰り出す光線とか、ビルのバンクを使って派手に動いたり崩れるビルを支えたりというメカ特撮の充実など、映像面が気合入っているのも安定の『カーレンジャー』。
次回、新ロボ登場。