『激走戦隊カーレンジャー』の感想。
ハイウェイ完成の暁には永久無料パスを交付するとボーゾックをたきつけるエグゾス(笑)
クリスマスプレゼントと称して街中にエネルギー吸収装置付きゴキちゃんを送り込むボーゾックだが、吸収してカーレンジャーをピンチに追い込んだと思いきやダップの祈りで復活。あっさり撃退されてしまう。
このことから、クルマジックパワーを送り込む仲間がいるのではないかと推測し、それはダップしか考えられないとつながっていくのですが、実に『カーレンジャー』らしからぬ辻褄の合った論理構成で偏差値の高さを見せつけるエグゾス(笑)
帰還したカーレンジャーたちは、クリスマスは家族と過ごすように決めているのがペガサスの社風なのでダップに留守番を頼むが、カーレンジャーと過ごしたかったダップは不機嫌になってしまう。
後半、ダップをカーレンジャーと分離する展開の都合でこう展開せざるを得なかったのでしょうが、ダップは故郷を滅ぼされ家族を失ったという事情があるにも関わらず、それを無視して自分たちの家族の話で喜んでばかりのカーレンジャー一同は、あまりに無神経で非常に良くない展開。
ボーゾックが出たら大阪からでも駆けつける、と実が述べることでカーレンジャーとしての使命を忘れたわけではないことを強調してはいますが、ここからの展開が「行方不明の父を想うあまりボーゾックによる陽動作戦にかかってしまうダップ」となることや、「ヒーローはクリスマスまで一緒でなければならないなんて誰が決めたことなのか」というパロディまでそこにまとめて突っ込んでしまうことも相まって、ヒーローとして捨ててはならないものを杜撰に投げ捨てただけ、という印象に見えてしまいました(^^;
前後編なので次回、ここについてフォローが入るかもしれませんが。
エグゾスは陸海空の三体のロボットを用意し、最初にゾンネットを乗せたスカイギギューンが地球へ向かい、ダップをおびき寄せるビラを撒く。それに応じてVRVロボで立ち向かうカーレンジャーだが、ゾンネットは交換日記をレッドレーサーに渡した後、強引に車ごと再度スカイギギューンと合体させられ戦闘に。
交換日記はこれ見よがしに強調しているのですが、肝心の渡す過程の差し込み方はいささか雑(^^;
VRVロボのクルマジックパワー減少を確認したところでスカイギギューンは撤退。カーレンジャーは交換日記に記されたゾンネットのメッセージにより、エグゾスの目的はクルマジックパワーであることを知る。そのころ、ハザード星の生き残りの集会が開かれるという新聞記事に引き寄せられたダップは、2体目のロボ・マリンザブーンに捕まって誘拐されていた……。
3体のロボットにはモチーフがあるとのことですが、命名は『超神ビビューン』を思い出すものの、デザイン自体はカラーリング以外あまり似てません(笑)
次回、ロボット全停止の危機。