『時空戦士スピルバン』の感想。
前回、曲がりなりにも敵の正体が肉親であると判明、さらにその敵は組織から離反という大きな動きがあったのに、その翌週がどうしてこんなゆるーい上に意味の分からない話なんだろうか(^^;
街中の聖飢魔Ⅱ風ロックバンドを洗脳し、そこから若者たちを集めて黒ミサ(と称したリサイタル)で洗脳しスピルバンを襲わせるワーラーの計画が、子供たちを使った少年隊に変化していく、という内容。
非常に簡単な内容ですが、本当にそれだけなので仕方がない。
いや根本的な問題として、わざわざ黒ミサにロックバンドを用いる理由が一切存在しないのですが。
女王パンドラは作戦を娯楽感覚で決めている人という印象はここ数話の作戦の流れから垣間見えますが、今回「人間の手で作戦を」とか「ロックバンドに群がる人の愚かさを」とか、そういう要素も一切ないわけでして、娯楽にしたって散漫すぎませんか女王様。これで面白いのか女王様。
そこを置いても、黒ミサにやってきて洗脳される人はフリスビーの若者(姉弟がスピルバンに助けを求め、洗脳解放後は逆に姉弟が人質に)と漫画の若者の二人だけというのは、映像的にも作戦の内容的にもまったく説得力無くて、これで成功と見てはダメではないか(^^;
フリスビーの方はスピルバンに武器を仕込まれたフリスビーで攻撃してきますが、漫画の方は何故かライフルですし、少年隊結成には自発的に来るようにするのではなくて誘拐だからますます黒ミサの意義が消え失せていくしで、今回の作戦は本当にどうしたかったのか。
見た後に何も感じない虚無な回、というのはままあるのですが、前回の今回でこれはない。
次回、デスゼロウ将軍久々に出陣で一戦交えるか。