『キラキラ☆プリキュアアラモード』の感想。
どうも自分の琴線に触れる部分がなかったというか、微妙な内容(^^;
外出許可が下りたあきらの妹みくがパティスリーに遊びに来た。みくの思いを尊重してパティスリーで働かせるいちかたちだが、失敗を続けるみく。
現在のジュリオとの対決が、感情によって強化されたキラキラルを奪うジュリオ→その感情に対応してプリキュアが力に変え逆転勝利というパターンで固まり切ってしまっているので、ドラマ部分で面白く見せられるかに大きく左右されている現状なのですが、今回展開されている内容は実質、「みくもあきらも人を想って頑張れる良い子」ってだけという(笑)
ゆかり以外のプリキュアに露骨なあくどさとかギスギスした空気を持たせていないここまでの内容が、ものすごいネックになっている気がするのですが。
みくの作ったプードル型チョコケーキを笑顔で分けて食べる剣城姉妹だが、ジュリオが登場してみくのキラキラルを奪う、怒るショコラは焦りからピンチに陥るが、食べたケーキのキラキラルからみくの真意を知り、それを武器に逆転。
逆転勝利としては定番展開ですが、ここまであきらが妹関連で空回るシーンが一切ないためにショコラが焦って失態を犯すのは唐突になった印象ですし(妹が現実に被害に遇っているので感情の動きは無理もないが、それが失態につながる展開にするのは話の中で前フリなしだと定番を悪い形で使っただけになる)、ケーキを分け合った時点で互いの絆が通じていることがはっきりしている以上、わざわざショコラの体内のキラキラルからみくが語りかけてくる必要もないわけで、余分なものが盛られ過ぎているように感じてしまいました。
「もしかして、みくちゃんのケーキのキラキラルの力が!」とか、明らかにセリフとして聞いても違和感あるし、改めて文字に起こしても、もうちょっと推敲する余裕はなかったのだろうかと心配になるのですが(^^; 極端な話、このセリフは丸ごと省いても問題ないですし。
……あきらのキャラ造形とかが嫌いなわけではないのですが、どうもここまであきらメインの回に個人的にしっくりくるエピソードが出てこないのは、どうしたことだろう。
次回、ゆかりとリオ急接近、そして明かされる琴爪家の真実?
……って、また出るのか、親衛隊(^^;