『時空戦士スピルバン』の感想。
ヘレンを利用しようと迫るもドクターバイオに阻止されたギローチン皇帝は、ヘレンに似せたアンドロイド(内臓や人工皮膚を精巧に作り上げたのでサーチしてもバレない高性能)を作り上げ、それを使ってスピルバンを動揺させる作戦に出る。アンドロイドヘレンをそうとも知らず追いかけたダイアナは、それにより重傷を負い、スピルバンもギローチンに忠誠を誓ったというヘレンによって悩まされる。
「やっぱり姉さんは生きていたのか。でも、こんなことになるなら……あの時死んでくれた方が」
って、そっちに転がるのか(^^;
ダイアナは操られているだけだと信じ、肉親のはずのスピルバンの方がやたらドライという不思議な設定になっていますが、どうしてこんなことに。
そして、ヘレンを案じる一方、親父のことは一切語る気配なし。
その後、再びアンドロイドヘレンと会うスピルバンだが、ヘレンは肉体を完全に変質させられギローチンの意のままに操られる状態だとし、ニュー戦闘機械人メドーの姿となってスピルバンを襲う。
メドーの発する姉の声に惑わされるスピルバン、ダイアナレディの駆るガイオスの攻撃を浴びるメドーに対し、アークインパルス。
直前に本物のヘレンが要塞内部から「迷っちゃダメ!」と言いますが、無関係にツインブレードを構えていてセリフが聞こえたらしき反応を一切示していないので、多分、聞こえてないのでしょう(笑)
姉を斬れるかという葛藤を話の核に据えているはずなのに、実際は偽物だから迷っていても仕方がない、でも本物と断定する根拠はないから迷いを振り切れる過程とそこに乗る感情が意味不明、そして操られているだけで元に戻せると主張しておきながら容赦なく砲撃を浴びせるダイアナレディと、何が何だか(^^;
メドーは倒されるが、ギローチン皇帝はまたもヘレンを連れて自分の手中にヘレンはあるとスピルバンを煽る……が、スピルバン、普通に射撃。
何故か女王は作戦成功と喜ぶものの、どう考えてもこれ、完全に姉のことを割り切って余計強くなった気がするんですが、ワーラーの未来は如何に。
まあ、ダイアナが「ヘレンを連れてクリン星に帰るという夢をかなえてほしい」と突きつけるので、次に会うヘレンを問答無用で殺しに行かないよう一応釘は刺されましたが。
次回、異星からの逃亡者。