『時空戦士スピルバン』の感想。
23世紀のバイオテクノロジーを用いて作り出した植物を、植物流通の権威である花野博士の協力で広めるワーラー帝国。合成植物が人々を植物に変えることで、人類を滅ぼすとともに水の浄化を計る計画だったのだ!
見どころは、植物を運ぶワーラーのトラックを、追跡しながら次々ホバリアンレーザーで爆破していくスピルバン。
ヘレンレディ登場で劇的に面白くなる変化が現れないのはまだしも、事故で植物が落ちる→根付いたそれを拾う少女→そこに遭遇したスピルバンが唐突に花を分けてくれと頼む→グランナスカで暴走したので怪事件判明、と、脚本が今回初参加だから本作の作風をつかみ取れてないとかそういう言い訳が効かないレベルで展開が雑。
作戦も、ここしばらくワーラーの主目的である水に焦点を当てる回とそうでない回が何度も入り乱れているために水目的を謳うのが取ってつけた印象になっています。
加えて人間を植物にして滅ぼすとギローチンの策略を言い当てたつもりで悦に入るデスゼロウ→その後、ギローチンの目的はむしろ争いを起こすことにあると判明して、水が目的であるのが消し飛んでいるのにやたら褒めちぎるパンドラ女王、というデスゼロウと落としてギローチンを持ち上げるのが露骨すぎるのは、本気で頭を抱えたくなるのですが(^^;
デスゼロウ将軍がもともと有能だったわけではないですが、ギローチンがそれをはるか上回るほどに能力あるように見えなくて、困ります。
次回、ギローチンがバイクに乗ると、そこはかとなくマッドマックス。