『テツワン探偵ロボタック』の感想。
27話
「我が家にとって最高の客に最高のもてなしをせよ」という試練の書に悩むロボタックは、杉探偵が店主に一目ぼれしたとあるフランス料理店「マ・メゾン」で働かされることに。「我が家」がフランス国旗のトリコロールカラーであること、フランス語で「我が家」は「マ・メゾン」であることから、そこでおもてなしをすれば試練が達成されると張り切るロボタックたち。
杉探偵が店主・楓に出会ったときの描写が最後に残ったシェフを引き留めていたところだったあたりで、完全にオチが読めてしまって概ねその通りだった、というのがなんとも言い難い内容(^^;
話の大筋部分の重要なところでは、結局シェフが楓の腕を認めた(それぐらい楓が上達した)原因はまったく不明で、仮にその原因が二人の恋心という個人的事情によるものだったら店が安泰とはいきそうにないのですけど。
その辺釈然としないので、他の要素が面白ければまだよかったのですが、前半の客をもてなそうとして大失敗する一同のドタバタ劇とか邪魔しに来たトラボルトの注文「ウミガメのスープ」にカメロックを煮てスープにするネタとか、再度邪魔に来たトラボルトたちを脈絡なく宇宙旅行にしたりとか、全体的にネタが自分の笑いのツボにはまらず、やはり私は根本的に石田監督のギャグ演出が合わないのかもしれないと思う次第(^^;
28話
「世界一大きな目とにらめっこしろ」という試練が白の最終試練。考える一同だが、その日は台風が迫っており、YSTは学校の花壇に風よけをすることに。
そして、台風襲来! 何故か天気予報のレポーターがミニスカートだったり生足をちらつかせる合羽だったりして、いったい誰の趣味だ(笑)
試練の書を盗み見たトラボルトは台風の目とにらめっこさせるべくダークローたちを派遣するが、ダークローたちは「台風の目」を知らなかったために失敗。そして学校では風よけが倒れてしまい、花壇がピンチ!
「また、囲いを作っても吹っ飛ばされる! ここは、私たちが囲いになって、花壇を守ろう!」
小学生に台風の真っただ中で命を張らせるタッカード、独善が行き過ぎて、鬼畜。
そして台風の目に突入したその時、ロボタックたちは試練の意味に気づいて、白のランドツール入手。奪いに来たトラボルトたちにランドツールを向けた結果、風が巻き起こってトラボルトたちは吹き飛ばされる。
白のランドツールの能力、まさかのバシルーラ(笑)
さらにジシャックチェンジしたロボタックにより台風まで沖に飛ばされるのであった!
しかし、続けて立ちこめる暗雲! そして轟くバカ笑い!
奴が! 帰ってきた!
マスターランキングもハラッパ国のロボットだとさらっと明かされ、今まで帰っていたのだと説明。
……あなたが残してきた部下が先日路銀に困って食い逃げを働いていたのですが、その辺のことどうなんでしょーか(^^;
「お前たちに最後の試練を与えていたのは、お前たちを鍛えるためだったんだゾウ~」
そして都合のいい言い訳でこれまでの外道の所業を正当化(笑)
しかし、マスターランキングが来たのは長老からのメッセージを伝えるため。かつてアトランティス大陸やムー大陸を飲み込んだというシーホールが出現の兆しを見せ、ランドツールはその阻止のために作られたことが明かされ、ハラッパ国がシーホールを防ぐためには金のランドツールを使うしかない、ということで一時的に預けられることに。
金のランドツールが出てしまえば直接戦闘でロボタックが勝ち確定、というバランスになっているのは如何ともしがたいところだったのですが、理由をつけて一旦パワーバランスを引き戻すことに。と言っても白のランドツールも結構な強武器なので、あまり緊迫感が出そうにない気も(^^;